メグロS1&W230、GB350Cの登場でさらに熱い! 最新の昭和レトロ系バイク5選【2024年秋冬版】
ホンダ・GB350C
人気の空冷シングルスポーツ、ホンダ「GB350」の兄弟モデルで、クラシカルスタイルを採用したのが新型「GB350C」です。 元々、ホンダの「GB」というモデルは、1983年に登場した「GB250クラブマン」が元祖。249cc・空冷単気筒エンジンを搭載したこのモデルは、1960年代に英国など世界のレースで活躍したシングルレーサー風のスポーティでクラシカルなフォルムが特徴。また、軽快で扱いやすいことが支持され、1997年まで販売されたロングセラーモデルでした。 また、1985年には、400cc版の「GB400ツーリストトロフィー」や限定仕様の「GB400ツーリストトロフィーMkII」、500cc版の「GB500ツーリストトロフィー」なども販売。いずれも、シリーズ共通のクラシカルな外装とスポーティなフォルムが人気を博したモデル群でした。 そんなGBのネーミングを復活させたのが、2021年に登場したGB350です。パワーユニットには、存在感のある直立シリンダーの348cc・OHC空冷シングルを採用し、力強いトルク感と味わいある走りを実現しています。 スタイリングでは、燃料タンクやサイドカバーに、丸味を帯びた温かみのある形状を採用。さらに、金属ながら表情豊かな造形としたクランクケースカバーやシリンダーヘッドなどにより、高い質感やトラディショナルな外観も演出します。
ラインアップには、スタンダード仕様のGB350と、スポーティ仕様のGB350Sを用意。GB350のホイールがフロント19インチ、リア18インチなのに対し、GB350Sはリアホイールを17インチに小径化し、ワイドなラジアルタイヤをマッチングすることで、より俊敏な走りを実現します。 GB350Cは、そんなGB350をベースに、よりクラシックなテイストをアップし、2024年10月10日に発売された新型モデルです。主な特徴は、クラシカルながらスポーティな雰囲気のベース車と比べ、重厚感あるフロントフォークカバーの採用などで、よりレトロな雰囲気をアップさせていることです。 車体は、ヘッドライトカバーなどのフロント部から、燃料タンク、サイドカバー、セパレートタイプのシートへと、リアにかけてなだらかに傾斜したプロポーションへ変更。加えて、前後のフェンダーの大型化や、水平基調のキャプトンタイプマフラーなどの採用により、さらにロー&ワイドを強調したスタイルを実現しています。 ボディ色には、カジュアルで親しみやすさを感じさせる「プコブルー」と、重厚感と高級感を表現した「ガンメタルブラックメタリック」の2色を設定。 価格(税込み)は、スタンダードのGB350が56万1000円、スポーティ仕様のGB350Sが60万5000円なのに対し、GB350Cは66万8800円となっています。