【お待たせー!】5年の待ち時間を経てアストンマーティンからついに1,079馬力V8搭載スーパースポーツカー「ヴァルハラ」正式デビュー!
4.0リッターV8ツインターボエンジンは828馬力を発生し、1リッターあたり207馬力という出力に相当する。アストンマーティンはプレスリリースで、フラットクランクシャフト(平面)とドライサンプ潤滑方式のV8エンジンが「ヴァルハラ」専用に開発されたことを繰り返し強調しているが、実際にはベースエンジンは「メルセデスAMG GTブラックシリーズ」のものだ。しかし、大幅な改良により、エンジニアたちはAMGよりもさらに100馬力近くエンジンからパワーを引き出すことに成功した。これにより、このV8エンジンはアストンマーティン史上最もパワフルな8気筒エンジンとなった。
電気式フロントアクスル
しかし、これは単なる始まりに過ぎない。なぜなら、内燃エンジンは合計3基の電動モーターによってサポートされており、さらに251馬力を追加するからだ。そのうち2基は電動式フロントアクスルを形成し、他の駆動系とは物理的に接続されておらず、後退、トルクベクタリング、回生ブレーキを担当する。3つ目の電動モーターは、油圧作動式電子制御リアデフも備えた新型8速デュアルクラッチトランスミッションに組み込まれている。
「ヴァルハラ」のドライバーは、4つの異なるドライビングモードから選択できる。いずれの場合も、「スポーツ」が基本となり、「スポーツ+」と「レース」がその上位に位置づけられている。全長4.73m、全幅2.01mのこのスーパースポーツカーは、「Pure EV」の電動モードでは前輪のみ駆動される。最高速度140km/hで最大14kmの走行が、純粋な電気エネルギーのみで可能であるとされる。そして、まさにこの点が、アストンマーティンCEOのエイドリアン ホールマーク氏を非常に感心させているのだ。ホールマーク氏によれば、「ヴァルハラ」は、ハイパーカーの性能を備えた、最もドライバー志向で技術的に進化したスーパーカーの1台である。同時に、他のアストンマーティンと同様に、公道でも運転しやすく、運転を楽しめる車であるべきだとする。