初出場の千葉百音、大歓声に「緊張がぐわっとくる感じだった」212・54点で堂々2位…NHK杯日本女子表彰台独占
◆フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ 第4戦・NHK杯 最終日(9日、東京・国立代々木競技場) 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位で昨季世界選手権代表の千葉百音(木下アカデミー)が140・85点、合計では自己ベスト更新の212・54点をマークし、初出場ながら2位で表彰台に立った。優勝した坂本花織(シスメックス)、3位の青木祐奈(MFアカデミー)とともに日本勢で表彰台を独占する快挙を成し遂げた。 演技後のインタビューでは「ここに来るまでのコンディションの中で、この演技ができたというのは自分の中で出し切れた方だと思うので、この自信を胸に、中国杯でさらに完成度の高いステップとかでもレベル3になっちゃったので、そこも含めてさらに完成度の高い演技を、ショート、フリー両方でそろえられるように頑張りたいです」と、冷静に振り返った。 日本女子ではGPスケートカナダに続き、今季2度目の表彰台独占。伸びやかなスケーティングが持ち味の19歳は初出場でその一角に入った。「思った以上にショートはすごく楽しめて、フリーは気圧されて。観客の皆さんが天井席まで埋まっていて、歓声の響き方がショートの比じゃなかった。そこにまず緊張がぐわっとくる感じだったので、そこが国内試合の緊張感という感じがあって。緊張ももっと楽しめるようになりたいと思いました」と、初舞台を肌で感じてた。
報知新聞社