30代の「専業主婦」がせどりで大赤字…!夫に内緒にしてる「損失額」の中身…「やるんじゃなかった」
結局解決できない「根本の悩み」
これを機に、もう一度せどりを続けていくか考えた結果、早期撤退を決意。わずか半年弱だった。売り切ることが出来なかった在庫は自分で使って消費したり、販売時に利用手数料が掛かるフリマアプリだけを利用するなどして在庫を減らしている。 「せどりのために買った棚や資材は、いまも部屋の片隅にあります。トータルで考えると赤字です、やらないほうが良かったです。でも今の私が挑戦できることとしたら、これしかなかった気もします。情報スクールに参加していたらもっと赤字だったかもしれないと思うと、ここで決断できてよかったと思っています」 赤字額は30万円ほど、この事については夫に話していないそうだ。せどりは諦めたものの、マホさんから稼ぎたい気持ちがなくなったわけではない。現在も収入と教育の両立で頭を抱えてる。 「振り出しに戻ってしまった気がして焦っています。ママ友や学生時代の友人は旅行へ行ったり注文住宅を購入したりと裕福な生活を送っている割合が高く、どうやったらそんな余裕がでるのか不思議でたまりません。専業主婦が片手間に仕事をするのは効率が悪いのかもしれません。 それかいっそうのこと、仕事が潤沢にある都心へ引越して私も働き始めるのが良いのでしょうか。そしたら習い事の送迎もなくなりますし、時間も空きます。でも生活にかかるコストが悩みどころです……」 現在もマホさんの仕事について考えがまとまっているわけではないが、最近は株式売買に興味を持ち始めたそうだ。家事をしながら株の情報を扱うテレビを見たり、ネットでおすすめされている株主優待が貰える企業をチェックしたりと勉強中だ。 家事育児の両立、パートナーの仕事事情などから決められた時間に仕事をすることが難しい人は一定数いる。スキマ時間に仕事をして家計を助けたい気持ちがあることも大変理解できる。 しかし最近ではSNSを中心に副業や在宅ワークをサポートする名目で高額な情報スクールへ勧誘するケースも増えており、投資したお金を回収できずに終わることも珍しくない。どんな仕事であっても情報の取捨選択を自分でできるかが成功出来るか否かの鍵なのかもしれない。 …つづく<嫌がる息子に小学校受験をさせたら、思いがけない「地獄」が待っていた…40代主婦が絶句した次男からの「衝撃の一言」>では、無理矢理受験をさせた結果、わがままに育ってしまった息子に手を焼く母親の実態をお伝えします。
吉田 みく(ライター)