阪南大高が3年ぶり3度目の大阪V 履正社を5―0で圧倒 福本主将「目標は全国制覇」
◇全国高校サッカー大阪大会決勝 阪南大高5―0履正社(2024年11月9日 ヤンマースタジアム長居) 第103回全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)の大阪大会決勝が9日にヤンマースタジアム長居で行われ、阪南大高が履正社を5―0で圧倒し、3年ぶり3度目の全国切符を手にした。 0―0で折り返した後半13分。主将のMF福本一太(3年)が左足でシュートを決めると、そこから一気にギアを上げた。FW硲冬真(3年)が2得点するなど、後半に5発と履正社を圧倒。持ち味の攻撃力を存分に発揮した。 新チームとなった春からは食事トレーニングと筋力アップに励み、当たり負けしない鋼のボディーを作り上げてきた。ベンチプレスなどのトレーニング器具を使って限界まで追い込み、練習後は部員全員で大盛りの弁当をかきこむ日々。地道な努力を続け、福本主将は「成果が出ていると思う。体がもう全然変わってきて、デカくなったりゴツくなったりした選手がほとんど。当たり負けするシーンが見られなくなったのが成果だと思います」と胸を張った。 前回出場時の第100回大会は3回戦敗退。激戦区を制し、3年ぶりの全国切符をつかんだ福本主将は「ここがまだゴールじゃなくてスタートラインだと思っている。目標は全国制覇。全国でも優勝できるようにチームを作っていきたい」と力強く言った。