調べ学習の進め方やまとめ方のコツは?小学生におすすめのテーマ例も
調べ学習の際に保護者がフォローできること
調べ学習に戸惑うお子さまの姿を見て、フォローしてあげたいと思うこともあるのではないでしょうか。保護者にできるサポートの大原則は「教えすぎないこと」「聞かれたことにのみ答えること」。何とかフォローしてあげたいと、先回りしてあれこれアドバイスしてしまいたくなることもあるかもしれませんが、グッとこらえてください。よかれと思って、あれこれ助言することが、逆に調べ学習への苦手意識を高めてしまうことにもつながりかねません。また、教師の側から見ても、保護者が主導権を握って取り組んだであろうものはすぐにわかります。次の点を意識していけるとよいですね。 【興味・関心を引き出すサポート】 調べ学習は、自分で決めたテーマに取り組むため、本来楽しいものであるはず。好きなことや、興味のあることについて調べることで学習意欲もUPします。とはいえ、つい「ちゃんとしたテーマを考えなきゃ」と自分の興味・関心を置き去りにしてしまうこともあるもの。お子さまがテーマ選びに苦戦していたら「◯◯とか好きだよね」「あんなところ、行ったことあるよね」「あの時、やったあれ、面白かったね」といった声かけをして、興味・関心を引き出してあげてみてください。お子さまが好きなことや興味があることを10個書き出してみるということから始めるのもおすすめです。その中から、調べてみたいこと、深掘りできそうなことを考えてみるのもよいですね。 【正解があるわけではない、失敗しても大丈夫と気持ちを軽くしてあげる】 調べ学習は、一つの正解があるわけではないものだからこそ、「失敗したらどうしよう?」と不安になってしまうものです。臆せず、自由に楽しんで取り組めるように気持ちを軽くしてあげられる声かけができるとよいですね。きれいにまとめてコンクールに出すわけでもありません。「失敗しても大丈夫」というくらいの大らかなスタンスで、できたことをほめてあげましょう。そうすることで、のびのびと思うままに想像力豊かに調査を進めていけるでしょう。