調べ学習の進め方やまとめ方のコツは?小学生におすすめのテーマ例も
調べ学習のまとめ方の5つのポイント
調べた結果は、しっかり伝わる形でまとめることが大切です。次の点に注意して、まとめていきましょう。 【1:序論・本論・結論の3構成でまとめる】 まとめる時には「はじめ(序論)」「なか(本論)」「おわり(結論)」の3部構成を意識しましょう。自分の頭も整理しやすく、読み手にも筋道を伝えやすくなるはずです。それぞれ何を書けばいいかは、次のとおりです。 「はじめ」(序論) 「何を調べたのか(テーマ)」「なぜそれを調べようと思ったのか(動機)」をまとめましょう。 「なか」(本論) 「調査方法」「調べた資料や、実験に使った材料」「調査結果」について書きましょう。実験を行った場合は、実験のプロセスや途中経過についてもまとめられるとよいでしょう。 「おわり」(結論) 「わかったこと」と「考えたことや感想」をまとめましょう。客観的な事実と、自分の考えが混ざってしまわないように、見出しなどで工夫することが必要です。
【2:見出しを立てる】 どこに何が書いてあるかがわかりやすくなるように、項目ごとに見出しを立てましょう。文章を書く前に見出しだけ先に立てておくと、整理してまとめていきやすくなります。 【3:図や写真など入れてわかりやすく】 文章だけでは説明しづらい部分は、図解したり写真を入れたりするなど、視覚的にもわかりやすく伝える工夫をしましょう。実験を行った場合は、実験の途中経過の写真も入れておくと変化のプロセスをわかりやすく伝えられるはずです。 【4:参考にしたものもまとめる】 どんな資料を参考にしたかという出典も忘れずに示すようにしましょう。出典を示すことは、レポートや論文などでも求められる基本ルールです。図鑑やインターネット記事のタイトルを書くだけでなく、誰が書いたか、いつ書かれたものかも一緒に示しておくようにしましょう。 【5:コピペの多用や引用のしすぎに注意】 参考資料を引用することはOKですが、コピペの多用や引用のしすぎには注意が必要です。著作権侵害となるうえ、調べ学習に求められる本人の考えや意見が不足してしまいます。インターネットで調べた記事のコピペの組み合わせで、何となく形にするのではなく、自分でしっかり考えて、自分の言葉で表現することが大切。比較的簡単に情報が手に入る時代だからこそ、安易にうのみにするのではなく、調べた情報を比較・整理したうえで、取捨選択し、考えることが重要です。「丸写しはダメだよ」と伝え、情報リテラシーを高めていきましょう。