じつはいま「中国」で大ブームになっている「最新エンタメ」の「スゴすぎる実態」
ショートドラマをご存じだろうか? ネットで配信される1話1~2分のドラマのことで、1話完結のコントのようなものもあれば、全60~120話の物もある。日本では『タテドラ』と呼ばれ、国内で制作されるものも増えている。 【マンガ】外国人ドライバーが岡山県の道路で「日本やばい」と驚愕したワケ 今、このショートドラマが世界的に大人気で、このペースで成長すると2029年には世界市場が8.8兆円だと言われている。特に中国市場は熱く、2024年現在で7800億円市場(ちなみに映画市場は1兆2千億円)、3年後には2兆円規模となり、映画市場を抜くという。 そんなショートドラマが日本にも上陸しつつある。ショートドラマの製作を行っている(株)ワンエーカー代表取締役・折茂賢成氏と同社でクリエイティブを担当している金子光三朗氏に話を聞いた。
ショートドラマ日本上陸
ショートドラマをご存じだろうか? ネットで配信される1話1~2分のドラマのことで、1話完結のコントのようなものもあれば、全60~120話の物もある。 全世界でヒットしており、日本でもショートドラマを配信する海外の有名なプラットフォームが上陸を始めている。詳しい話を折茂氏に聞く。折茂氏の(株)ワンエーカーは広告代理店として企業紹介のショートドラマを作ってきた経験から、現在、一般ユーザー向けのショートドラマの製作をおこなうべく、準備を進めている。 「いろんな企業のマーケティングサポートをさせていただいている中で、2021年ぐらいから企業のプロモーションにショートドラマを作っていたんです」 日本のショートドラマはTikTokが先駆けになる。TikTokユーザーのダンス動画の投稿から始まり、徐々にリッチなコンテンツが求められるようになってきた。やがて自主制作のショートドラマ投稿のプラットフォームとして機能し始める。 「さらに2023年8月からTikTokが、1分以上の動画配信を収益化しますと発表しました。YouTubeのように、収益化が可能になったんです」 1分以上でストーリー性のある面白いコンテンツとしてショートドラマに人気が集まり始める。1話完結のショートドラマだ。 国外では中国市場が非常に大きい。こちらは数十話以上がセットになったストーリードラマで、1話完結型ドラマとは別物だ。 「今年の初めてに上海に行きましたが、時間待ちしてる人たちはみんなショートドラマを見ていましたね。これは来ると思いました」 中国が一番のマーケットで、その影響でアメリカなど欧米が始め、日本や韓国はようやくお尻に火がつき始めたという感じらしい。 「すぐにショートドラマ用のスタジオを起ち上げて、新規事業としてショートドラマ事業に参入を決めました」