小池都知事が定例会見9月24日(全文1)一言で言うと、もうひと踏ん張り
都立病院の独法化、コロナ医療への影響は
東京新聞:東京新聞の小倉です。よろしくお願いします。月末の都議会で、東京都は都立・公社病院の運営を独立行政法人に移行するという条例改正案を提出する予定でいますよね。これまで都立病院の独法化については、採算性が重視されるということになるので、現場で医療体制の後退、特にコロナ医療の縮小などを不安視する声も出てます。その辺りについて、ご見解いただければと思います。 小池:感染症医療をはじめとして、行政的医療の提供など、都立、公社、これらの病院が果たす役割は大変大きいものがあります。それは独法化後も変わることではございませんし、確実に提供していくと。むしろ独法後、柔軟な人材の確保など、機動的な経営ができるメリットを生かしていくと。医療機能をさらに強化して都民の生命、そして健康を守っていくということであります。 すでに渋沢栄一が立ち上げ、そして最後まで理事長を務めた板橋の健康長寿医療センターありますね。そこも独法化しておりますけれども、こちらも今回のこのコロナ禍においては大変大きな役割を果たしてくれているという事実がございます。独法についての機動的な運営のメリットなどを生かしながら、医療機能をさらに強化していくということで、そちらに対しまして準備を進めていくということであります。
都立高の男女別定員やめる方針についての見解は
NHK:NHKの成澤です。都立高校の男女別定員について伺いたいんですけれども、今日の教育委員会の定例会で、今後、段階的に制度を見直して性別で定員を分けることをやめる方針というのを報告されたと思うんですが、こうした動きが出ていることについて知事の見解、受け止めをお聞かせいただけますでしょうか。 小池:この東京都におけます学校数、私立、公立を問わず、これは大変多いものがあります。そういう中で、来年度の都立高校の入試において、これまで男女別定員のうち10%を男女合同に決定するという緩和策を、これを全校に拡大するという、そのような方針が示されたということは承知をいたしております。もう来春の、来年の春の入試でこの現在の緩和措置を全校に広げる方針ということになります。受験生、中学校の進路指導に与える影響なども実際ありますので、入試の結果などの分析もしっかり行いながら、スピード感を持って検討を進めてもらいたいと考えています。よろしいですか。 【書き起こし】小池都知事が定例会見9月24日 全文2に続く