開幕戦勝利を飾ったスミスJr．（左）＆宮原健斗（全日本プロレスTVから）

＜全日本プロレス：後楽園大会＞◇9日◇東京・後楽園ホール 　「世界最強タッグ決定リーグ戦2024」が開幕し、Bブロックで現3冠ヘビー級王者デイビーボーイ・スミスJr．（39）＆元同級王者・宮原健斗（35）が、諏訪魔（47）＆鈴木秀樹（44）の「エボリューション」を下して白星スタートを切った。 　諏訪魔のラリアットで吹き飛ばされるなど、途中までは押されっぱなしだったスミスJr．＆宮原だったが、最後はスミスJr．が力を振り絞った。諏訪魔のバックドロップをカウント2で返すと、一瞬のスキを突いて諏訪魔にバックドロップのお返し。さらに続けざまにバックドロップホールドを見舞った。これはカウント2で返されたが、最後は20分46秒、諏訪魔を高々と持ち上げてからのブルドッグボム（相手を高く抱え上げてのパワーボム）で3カウントを奪取した。 　スミスJr．は勝利を決めると、ファンに向かって拳を突き上げ、ジャンボ鶴田の「オー！」を連呼。その後のマイクでは「みんな今日は観戦に来てくれてありがとう！　初戦に勝てなければ全勝はできないから良かったよ。全日本で最も強いガイジンと、日本でベストの選手のタッグだ。『チーム最強』『チームジャパン』、なんと呼んでくれてもいいけど、イチバンを取るぞ！」と叫んだ。 　そして宮原が「このスペシャルタッグの締めをやりたいか？」と呼びかけた後、「最高ですか？」（宮原）→「最高です！」（ファン）→「アイ・ラブ…ゼンニッポン」（スミスJr．＆ファン）という“スペシャル締め”で大会の幕は下りた。 　＜9日の世界最強タッグ決定リーグ戦＞ 　▼Aブロック 　○関本大介＆真霜拳號（2）　12分52秒、ビッグバンカタストロフィ→体固め　×大森北斗＆羆嵐（0） 　斉藤ジュン＆○斉藤レイ（2）　11分40秒、アイスバイン→片エビ固め　×大石真翔＆マイク・D・ベッキオ（0） 　▼Bブロック 　黒潮TOKYOジャパン＆○立花誠吾（2）　2分30秒、回転エビ固め　サイラス＆×ハートリー・ジャクソン（0） 　○青柳優馬＆阿部史典（2）　11分3秒、ジャックナイフ固め　×佐藤光留＆宮本裕向（0） 　宮原健斗＆○デイビーボーイ・スミスJr．（2）　20分46秒、ブルドッグボム→エビ固め　×諏訪魔＆鈴木秀樹（0） 　※選手名の後の数字は勝ち点