「東小金井駅」には何がある? 活気に満ちたリノベ駅ナカ&高架下、そして「スタジオジブリ」がある街
◆地元愛深めの南口商店会
駅ナカの「nonowa 東小金井」、高架下の「コウカシタ・ヒガコインキュベーション」を除けば、東小金井の買い物スポットはほぼ駅近辺に集中しており、目立った所はなくとも生活に不便はなさそうです。 北口ロータリーから少し行った場所にある「マルエツ 東小金井駅北口店」は店舗規模が大きく、品ぞろえも充実。 ロータリーに面する「Farmdo(ファームドゥ)地産マルシェ」では関東県内の新鮮かつ多種多様な青果をメインに扱っています。 一方、南口ロータリーから先に広がるのが「東小金井南口商店会」。東小金井駅開業から数年後の1971年に地元の商店主によって結成され、現在も飲食店や個人商店が数多く並んでいます。 商店街は駅から南に伸びる「栗山通り」を軸として、かなり広範。「ヒガコ・ワンダー3」というマスコットキャラクターもいます。 「ヒガコ」「東小」など、商品名や店名に地元への愛着が見える店舗もあちらこちらに発見。この商店街には地元愛の強い人々が多いようです。 商店街の入り口から少し進んだ所には、空きテナントをレンタルオフィス・ワークスペース・レンタル物販スペースに活用している「ひがこ日和」も。店主同士の絆や現在の雰囲気を守るだけでなく、若年層の店主や働き手を街に呼び込もうとする意欲が感じられます。
◆東京農工大学でお散歩&博物館見学
東小金井駅の南口から西方向に進んだ所には「ピーコックストア 東小金井店」が。北口のマルエツと同様、こちらも日々の買い物に役立ちそうです。 ピーコックから道路を南向きに少し歩き、右に曲がった先にあるのは「くりやま市民農園」。小金井市が農家から借りた農地を整備後に地域住民に貸しているもので、農園内はさまざまな作物が青々と育っており、地域住民がかなり積極的に活用しているようです。 農園からさらに先に進んだ場所にあるのが「東京農工大学 小金井キャンパス」。農学部&工学部の2学部+大学院という特徴的な学部構成になっており、その名の通り農業・工業分野に向けた研究のほか、産学連携のアクションも盛んに行っています。また、大学の中にはベンチャー企業向けの賃貸スペースとサポート機能を持った「農工大・多摩小金井ベンチャーポート」も設置されています。 キャンパス内の遊歩道は一般人も入れるようになっており、街中では見かけない背高な並木道はちょっとした散歩や息抜きに最適。枝葉のせせらぎが心をリラックスさせてくれます。 キャンパスの一角には、大学の歴史や農工業に関する業績、最新の科学研究などを紹介する「東京農工大学 科学博物館」も。入館無料で相当な展示ボリュームがあり、日曜・月曜・祝日が閉館ながら土曜日は開いているので、休日の散歩ついでに見学するとよさそうですね。