【8月15日は年金支給日】厚生年金・国民年金の平均受給額を徹底解説!老後資金を作るポイントとは?
国民年金(基礎年金)の平均受給額はいくらか?
厚生年金の受給額には国民年金も含まれていますが、国民年金だけの受給額が気になる方も多いのではないでしょうか? ●国民年金(老齢基礎年金)の受給額 〈全体〉平均年金月額:5万6316円 ・〈男性〉平均年金月額:5万8798円 ・〈女性〉平均年金月額:5万4426円 ●【国民年金】受給額ごとの人数(1万円刻み) ・1万円未満:6万5660人 ・1万円以上~2万円未満:27万4330人 ・2万円以上~3万円未満:88万1065人 ・3万円以上~4万円未満:266万1520人 ・4万円以上~5万円未満:465万5774人 ・5万円以上~6万円未満:824万6178人 ・6万円以上~7万円未満:1484万7491人 ・7万円以上~:178万3609人 国民年金(基礎年金)の平均受給額は、月額5万6316円です。 この数字を基に、今後の老後資金計画を検討することが不可欠です。
老後資金の形成「資産運用」のコツとは?
2024年度の標準的な年金受給額は、夫婦で月額23万483円とされていますが、この数字はあくまで平均値に過ぎません。実際には、年金受給額は個々の状況や過去の給与履歴によって大きく異なります。 そのため、自分の正確な年金受給額を把握することが非常に重要です。年金の詳細を知るには、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を活用し、将来の受給額を確認することをお勧めします。 現代の経済環境では、物価の上昇と長寿化により、公的年金だけでは老後の生活を安定させるのは難しいと感じる方が増えています。そのため、現役時代からの資産形成がカギとなります。具体的な方法をいくつか紹介します。 ・新NISA: この制度を活用することで、税制優遇を受けながら資産を効率的に増やすことが期待できます。長期的な投資に最適なプランです。 ・iDeCo(個人型確定拠出年金): 税制優遇が大きく、老後資金を積み立てるための方法のひとつです。現役時代からの積立で、安心の老後生活を実現することが期待できます。 自分のライフステージやリスク許容度に応じた資産運用の戦略を立てることが重要です。若い時期からの長期投資や、安定した資産運用を心がけることで、将来の不安を減らすことができます。 ●早めの準備と計画 老後の安心を手に入れるためには、早めの準備と計画が不可欠です。未来のために今できることを始め、着実に資産を築くことが大切です。 将来の生活設計を見直し、必要な資産を確保するための計画を立てましょう。
参考資料
・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・日本年金機構「大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています」 ・日本年金機構「ねんきんネット」 ・日本年金機構「年金振込通知書」
齊藤 慧