船体の大まかな塗装が完了!海面はまだまだこれから【達人のプラモ術<ハーバータグボート>】
唐突に秋がやってきましたよと言わんばかりに肌寒くなった今日この頃。10月12日・13日の2日間、東京ビッグサイトで開催された「第62回 全日本模型ホビーショー 」。会場では各メーカーからの話題の新製品の発表もあって“ホビーの秋全開!”といった感じでした。 【アンティーク調の塗装に雰囲気があるメーカーの完成見本】 ホビーショーレポートはまたあらためてお送りさせていただくとして、第3回となるハーバータグボートの製作も、テンションMAXでイキますよ! 今回はタグボート本体の塗装と海面の製作を進めます。(全6回の3回目)
スタイロフォームでベースを製作
ワンサイズ大きく変更した木箱(アンティークボックス)が届いたので、海面ベースの製作をスタートします。 変更後のサイズは幅24cm×長さ32cmとなり、タグボートと海面サイズのバランスが良くなりました。 このサイズに合わせて今回も、以前製作したUボート同様にスタイロフォームでベースを製作し、モデリングペーストを使って海面を作っていきます。スタイロフォームは切る、削る、接着といった加工がしやすいので、ジオラマの製作では定番の素材です。 アンティークボックスは内部の厚みが10cm近くあるので、30mm厚のスタイロフォームを3枚重ねることで海面の高さを調整しています。 新たに購入したひとまわり大きい木箱(アンティークボックス)。当初用意していたのは16cm×30cmサイズ。 30mm厚のスタイロフォームを木箱の内寸に合わせてカットして使用。3枚重ねることで高さを調整。タグボートのキットはウォーターラインモデルではないため、船の位置を決めて船体をはめ込む位置を切り抜いておく必要がある。そのため、舵とスクリューのパーツは取り付けていない。 3枚重ねのスタイロフォームの下2枚には、LED配線を通すための穴を開けおく。
LED配線を通す穴を忘れずに開けておく
今回、タグボートはLEDを使い船内の明かりを光らせています。電源は単3電池2本。電源として市販のスイッチ付き電池ボックスを木箱背面に取り付けています。また木箱とスタイロフォームには、配線を通すための穴を事前に開けておきます。 今回は完成後にスタイロフォームを外すことができないため、電源とLEDを繋ぐために延長した配線は、結線部分をハンダで補強して断線を防いでいます。 LEDの電源ケーブルは延長する必要がある。結線部分はハンダで補強して断線を防止。 スタイロフォームを使った海面のベースができあがった状態でタグボートを仮置きしてみる。荒れた海で波を蹴立てて進むタグボートという想定なので、船首を持ち上げ、船尾が下がった状態になるように位置を調整している。