【業務用食品卸市場2021】外食産業の地殻変動への対応がコロナ禍での勝ち残りの鍵に
業務用食品卸の主力市場の得意先は新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた。上期決算で赤字決算となった業務用卸もあるが、2020年の業績は企業の力や経営方針、戦略の問題ではない。想定外どころか想像だにしない災害によるものだ。ある創業社長によると「戦争以来の危機的状況」と言う。会社の存続さえ危ぶまれる環境の中で、従業員が感染しない、お客さまに感染させない、そして拡大させない--と最善の注意を払いながら食のインフラ役を担う企業として、必要とされるところに食材を届けるという事業を継続してきた。そこに最大の意義がある。
本文:3,723文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
日本食糧新聞社