iPhone登場から10年、身の回りで起きた10の変化
「今日、Appleは電話を再発明する」 ── 。2007年に開催された発表会で生まれた故スティーブ・ジョブズの名言と共に世の中に送り出されたiPhone。今年、この歴史的な日からちょうど10年という節目を迎え、Appleは“10周年記年モデル”として最新技術を満載した「iPhone X」を発表しました。誕生から10年が経ち、iPhoneをはじめとするスマートフォンは日常生活に欠かせない存在になりましたが、私たちの暮らす社会や生活をどのように変革したのでしょうか。10周年にちなんで、筆者の独断と偏見で“10の変化”を挙げてみたいと思います。
道や交通手段に絶対に迷わなくなった
iPhoneの登場によって、私たちの日常生活は「アプリ」なしでは成り立たなくなりました。特に、位置情報を活用した地図アプリ、ナビアプリは、紙の地図帳を持っていなくても、現在地がよくわからなくても、行き先さえ入力すれば「ここを右へ」「次を左へ」と私たちを目的地に導いてくれます。電車でどんなに遠くに行く場合でも、目的地を入力すればどのホームからどの電車に乗ればいいのかをナビゲートしてくれます。大きくて細かい電車時刻表を見たり、窓口で駅員さんに聞いたりする機会は激減しました。様々な機能やサービスを日常生活で活用できるようになったことで、日常の利便性は飛躍的に向上したと言えるでしょう。
ニュースやコンテンツにお金を払わなくなった
NTTドコモのiモードに代表されるフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)の時代、ニュースや情報、壁紙や着信メロディ、デコメールなどのコンテンツは通信キャリアの「公式メニュー」を通じて提供され、月額課金で提供されていたのを覚えていますか? iPhoneの登場と普及拡大は、私たちのデジタル体験に、基本無料で情報やサービスを利用できる“フリーミアム”という文化をもたらしました。 ニュースや情報コンテンツはいつでも無料で視聴することができ、壁紙アプリや絵文字アプリの多くも無料で手に入るようになりました。興味があることはGoogleアプリに聞けばなんでも無料で教えてくれる、便利な世の中になりました。