iPhone登場から10年、身の回りで起きた10の変化
欲しいものがすぐに買えるようになった(けど無駄遣いも増えた)
iPhoneの登場は、私たちのお買い物のスタイルも大きく変えました。もちろん、今晩の夕食の材料や消耗品はスーパーで購入していますが、ネット通販サイトのアプリが便利に使えるようになったことで、多くのモノをネット通販で購入する機会が増えています。 いつでもアプリを起動して商品を探し、購入ボタンを押せば通販サイトに登録されているクレジットカードで決済が行われて、早ければ翌日には商品が届く。お店に行かなくても、欲しいものが何でも手に入る時代が到来しました。テレビを見ていて、電車に乗っていて“あ、これ欲しいな”と思ったらその場でカートに入れるのです。そのため、よく考えないで衝動買いしてしまうケースも増えてしまったかもしれません。
電車の中がゲームセンターになった
iPhoneが登場する以前、私たちはこんなにもゲームを楽しんでいたでしょうか。スマートフォンの普及は同時にスマホゲームという巨大市場を生み出し、誰もが気軽にゲームを楽しめる時代がやってきました。 “ゲームは子どもがやるもの”という考えはもう過去のもの。電車に乗れば、教科書を読みながらテスト勉強をしている高校生の隣で、スーツを着たサラリーマンやご年配の方がスマホの画面をジッと見ながらゲームを楽しんでいます。 近年のiPhoneの発表会を見ていても、性能のデモンストレーションに登場するのはゲーム会社ばかりです。最近のスマートフォンの進化はゲーム体験の進化と同義と言っても良いのではないでしょうか。
仕事を常に持ち歩けるようになった
しかし、スーツを着たサラリーマンはゲームばかりをしているわけではありません。iPhoneの登場はクラウドコンピューティングを劇的に進化させ、スマートフォンを通じて会社に保存されている仕事の情報や業務用のメールにいつでもアクセスできる環境を作り出しました。 外出先やお休みの日、旅行先でもし仕事のトラブルに遭遇した場合でも、仕事をしなきゃ!と急いでオフィスに戻る必要はなく、その場でスマートフォンを使って必要な対応ができるようになったのです。 ただ、仕事の効率が劇的に向上した一方で、仕事から逃れられない日常を生み出したとも言えるかもしれません。「おはよう」から「おやすみ」まで、仕事モードから解放されない方も多いのではないでしょうか。