効き目抜群の飛び道具! ロングスローで優位に立った高知が専大北上を下し、15大会ぶりに初戦を突破【1回戦】
第103回全国高校サッカー選手権大会の1回戦、専大北上(岩手)対高知(高知)が12月29日に埼玉・浦和駒場スタジアムで行なわれた。序盤から優位に試合を展開した高知が前半と後半に1ゴールずつを奪い、専大北上を撃破。15大会ぶりに初戦を突破した。 【写真一覧】専大北上対高知は常に先手を取った高知が2-0で勝利を収めた ■2024年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦(@埼玉・浦和駒場) 専大北上 0-2 高知 得点者:(高)市原大羅、門田翔平
球際の強さと速攻、持ち味を存分に示した高知
飛び道具が、効いた。高知は試合開始直後から門田翔平、西森吏玖のロングスローで好機を生み出し、ゴールに迫ると、12分、左サイドでそのロングスローの流れからネットを揺らした。門田が投げ入れたボールは一度はクリアされたが、こぼれ球を拾って連続攻撃を展開。中城夢良がボックス左から送ったグラウンダーのクロスにキャプテンの市原大羅が飛び込み、先制した。 専大北上もFW登録ながらサイドバックを務める小森光稀がポスト直撃の惜しいシュートを放つなど反撃に出たが、ゴールは遠かった。一方の高知は65分、10番を背負う門田が前線に出たボールに激しくアプローチして相手守備陣を後手に回らせると、GK奥山隆晟のクリアを拾った市原がダイレクトでボールを供給。受けた門田がボックス左から右足を振り、勝負を決めた。
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