スポンサーが異例の発表! アビスパ福岡の経営危機救った「ふくや」が来年1月末に契約満了「今後については未定。引退ではございません」
J1アビスパ福岡の主要スポンサーの一つ、めんたいこの製造販売「ふくや」(本社・福岡市)が30日未明、2025年1月末でスポンサー契約が満了となると発表した。 ■今季ユニフォームの左袖に付いた星付きのふくやロゴ【写真】 スポンサー側から事前に契約満了を発表するのは異例。理由は「諸般の事情により」としている。 ふくやは07年から福岡のスポンサーを継続。13年秋にアビスパの経営危機が表面化した際には「応援シール」を張った商品2種類を販売し、売り上げの全額をクラブに寄付。地場企業の粋な支援策に賛同の輪が広がり、存続への機運が高まった。その後もユニホームスポンサーを務め、クラブとのコラボ商品も展開。さまざまな形で支援してきた。 X(旧Twitter)の公式アカウントで発表したふくやは契約満了に伴い「アビスパ福岡様支援商品の販売やサポーター様向け各種サービスは同日(2025年1月31日)をもって終了とさせていただきます。また、来季のスタジアムグルメ出店も予定しておりません」と説明している。アビスパは30日にXの公式アカウントで「これまでクラブを心強く支えていただきました、ふくや様のご支援に心より感謝申し上げます。これからも夢のつづきを共に歩んでいただけるよう、基本理念を軸に取り組んでまいります」とコメントした。 ふくやは将来的なスポンサーへの復帰について「現時点では今後について『未定』としかお伝えできないこと、ご理解をいただけますと幸いです」としている。 【【関連】「ふくやはアビスパの誇り」】 J2時代の2013年、長年の赤字が影響して資金繰りが悪化。そんな危機を救ったのは…。 ▼下記関連記事から▼