動物界この1年 7年ぶりに登場 上履き窃盗犯は? ハイキング中に遭遇 水族館に新たな仲間 【福岡発】
園児の上履きを盗んだ犯人は…
一方、古賀市の認定子ども園『五所こども園』では、11月に或る“事件”が発生した。狙われたのは園児の上履きだ。突然、13人分の上履きが無くなったのだ。 子どもたちの小さな上履きが、なぜ盗まれたのか? 園長の斎藤圭英さんは「子どもの分だけが無かったので余計に心配だった」と変質者の仕業かと最初は緊張したという。 通報を受けた警察が、防犯カメラを設置し「窃盗事件」として捜査。すると防犯カメラには意外な犯人像が映し出されていた。 靴箱に近づくのは、茶色い物体。なんとイタチだ。 下駄箱に入り込み、悪びれたようすも見せず、上履きを咥えたまま一目散に逃走した。 斎藤園長は「動物が映っていたのでびっくりしたというか、ほっとしたというかですね」と胸を撫でおろす。専門家によるとイタチは巣に持ち込んだ上履きで「暖」を取っていた可能性があるとしている。 イタチによる連続上履き窃盗事件。警察は犯人を逮捕しないまま捜査を打ち切り。園は靴箱に網を設置したという。
「いち!いち!いっちゃ~ん!」
10月、福岡市南部に跨る油山から男性に付き添われて降りてきたのは、市内の飼育場から逃げ出していた大型の鳥、エミューだ。 「油山でハイキングをしていたらエミューがいた」などと複数の110番通報が入り、一時は大騒ぎになった。 4日振りに保護されたエミューの呼び名は「いっちゃん」で体重は80キロほど。飼い主は「ほっとしました。4日ぶりに見つかった。いち~!いち~!いっちゃん~!と探していた。衰弱は、全然ないです」と再開を喜んでいた。「いっちゃん」は飼い主に引き渡され、山を下りていった。
皆さんに早くお披露目出来るように
そして新たな命が誕生したのが福岡市東区の水族館『マリンワールド海の中道』。 「背びれ出てる!背びれ出てます!あ~行け行け行け!出た出た出た!何分?いま?」と叫ぶ飼育員。5月に誕生したカマイルカの赤ちゃんだ。名前は投票の結果「ジューゴ」と名付けられた。 生まれてから半年余り、ジューゴは水槽を元気に泳ぎまわる。生まれたときより一回りほど大きくなったという。順調に育っていて現在の体長は157センチ、体重は50キロ。最近では、サバやシシャモなどエサも上手に食べるようになってきた。 マリンワールド海の中道の野間郁子さんは「最近は大きな魚も食べられるようになって、エサを食べる量も増えました。ジューゴくん、覚えるのが早いので、皆さんに早くお披露目出来るようにしていきたいと思います」と笑顔で語った。 人間により破壊される自然環境のなかで健気に生きる動物たち。彼らに感謝を伝えたい。 (テレビ西日本)
テレビ西日本