九州・沖縄で人気の道の駅「むなかた」は新鮮を上回る"超鮮度"にこだわる!
道の駅を楽しんだら、周辺ドライブへ。近くに世界文化遺産「神宿る島」宗像(むなかた)・沖ノ島と関連遺産群の構成資産である宗像大社辺津宮(へつぐう)があり、訪問したかったのだ。 古代から神が宿る島として崇拝されてきた沖ノ島は玄界灘に浮かぶ離島で、4世紀後半から9世紀末までの古代祭祀遺跡が手つかずの状態で残されている。宗像大社は沖ノ島全体を境内とする沖津宮(おきつぐう)、大島の中津宮(なかつぐう)、九州本土の辺津宮(総社)からなり、田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)の宗像三女神(さんじょしん)を祀(まつ)っている。 世界遺産ガイダンス施設の海の道むなかた館で概要を学んでから満を持して辺津宮を参拝。第二宮(ていにぐう)、第三宮(ていさんぐう)を経て、市杵島姫神の降臨地と伝わる高宮祭場に上がった。深い森の中に玉石を敷き詰めた祭場が設けてある。社殿はなく、神の依代(よりしろ)となる神籬(ひもろぎ)(樹木)が立つだけだが、神々しい雰囲気に心が震え、しばし立ち尽くした。 文・写真/内田 晃 むなかた 電話:0940・62・2715 住所:宗像市江口1172 営業:【観光物産館】9時~17時【レストラン】11時~15時/第4月曜(祝日の場合は翌日)休、8月15日~17日休、年末年始休 交通:九州道古賀ICまたは若宮ICから18㌔ 駐車場:【普通車】500台【大型車】25台 ※「旅行読売」2024年9月号より