大谷翔平効果でドジャースがホクホク スポンサー収入は前年比「110億円以上増」
2024年はMLBで歴史的快進撃を見せたドジャース・大谷翔平投手(30)の話題で持ち切りの一年となった。前人未到の50本塁打、50盗塁をも上回る「54―59」の新記録を樹立するなど、地球上で一人だけ異次元の世界に行ってしまった。 【写真】1位に輝いた大谷のレアカード! 大谷の市場価値が高騰するとともに、ドジャースも広告収益を伸ばしていくことになりそうだ。 球団は24年だけで「ANA」や「TOYO TIRE」「DAISO」など12社の日本企業とスポンサー契約を締結。その内訳は本拠地のドジャー・スタジアムでの広告看板の掲示、球場内でのイベント開催、スポンサー料に応じた観戦チケットの付与など多岐にわたる。最小規模の契約でも「年間3億~4億円」とされ、大谷が加入した24年のスポンサー料だけで23年よりも「110億円以上」も増えたとの試算もある。 この流れは今後も続く見通しで、代理店関係者は「28年にロス五輪開催が決まっていることも大きいです。そこに向けたブランディング戦略の一環として、大谷選手や山本選手が所属するドジャースとビジネスパートナーとなり、自社の販路拡大とイメージ向上を狙うといった日本企業は今後も増えると思われます」と語る。 ドジャースが本拠を置くロサンゼルスで開催される世界的スポーツイベントが、日本企業の“進出”に拍車をかけるとの見立てだ。いずれにせよ、ドジャースには「大谷マネー」がまだまだ降り続きそうだ。
東スポWEB