障がいのある兄妹を育てる父親、自身も昨年難病に SNSの発信を通して「孤独から大きな励みになった」 発信に込めた“願い”に迫る
すべて親次第です
「障がい児育児では、親の思考が子どもの行く末をすべて決めてしまうことが多いと思います。なので、すべて親次第だと思っています。健常児であれば自立していきますが、中度、重度の知的障がいは、進路を作っていかなくてはいけません。今は、私が将来的に死んでいなくなることを理解させ、自分の将来像を考える力をつけるサポートをしている最中です。これは娘が学校を辞め、イラストで頑張っていくと覚悟したタイミングで2人に話し始めました。祖父母が亡くなったのを見ているので『死』について話せると思いました。無理と思わずにさまざまな将来像を話しています。例えば、免許取得なども親が無理と思った時点で可能性はなくなります。1番近くにいる親が子どもの可能性を1番信じてあげることが大切です。私は子どもたちが頑張ったことに対しては全力で褒めています。この繰り返しが可能性を引き出す力になり、親子関係もよくなっていきます。子どもが家庭で笑顔でいられることもすべて親次第です。親の理解は子どもの希望です」 お父さんは、子どもの将来までをしっかりと考え、今日も二人と向き合っています。 また、SNSでもらうコメントに対し「SNSでは、ありがたいことにたくさんの応援コメントをいただいています。すべて拝見しています。子どもたちへの応援コメントはできる限り本人に伝えています。子どもたちが嬉しくなったり自信を持ったりすることにも繋がります。お褒めのお言葉は特に伝えています。姫ちゃんのイラストに関してのコメントはさまざまな立場の方からいただき、とても貴重です。視聴者さんの経験からのアドバイスは本当に貴重で、検索するより内容が濃いです。私への応援もいただきます。優しい気持ちをたくさん受けて、孤独だった私にも大きな励みになり、感動しました。7年間続けているので視聴者さんの言葉が子どもたちの一部を育てていると言っても過言ではないです。私たちにとっては宝物です」 お父さんからは感謝の言葉があふれ出ていました。