【写真：Getty Images】

　2024年度 第103回全国高校サッカー選手権大会の1回戦が各地で行われた。　 　高校年代では高円宮杯U－18プレミアリーグに参戦している、群馬代表の前橋育英高校と鳥取代表の米子北高校が早くも初戦で激突。19分、強豪前橋が早速試合を動かす。ピッチ中央から右サイドに展開すると、グラウンダーのクロスにFWオノノジュ慶吏（けりー）が反応。相手DFの前に抜け出すと、角度のない位置から先制ゴールを奪うことに成功する。 【トーナメント表】2024年度 第103回全国高校サッカー選手権大会　全48校 　先制点で勢いに乗りたかった前橋だが、39分にアクシデントが発生。ゴールを記録したオノノジュが腰を痛めて途中交代してしまう。しかし、それでもチームは大きく崩れることなく64分にはFW佐藤耕太が追加点を決めた。 　米子北も必死で追い縋ったものの、前橋のゴールを割ることはできず試合終了。1回戦屈指の強豪対決は、前橋育英が制して2回戦進出を決めている。 　高校年代日本一を決めるプレミアリーグファイナルで初の日本一に輝き、2冠を目指す熊本代表の大津高校は福井代表の福井商業と対戦。35分、右サイドからのクロスにMF兼松将が反応。相手DFとの激しい競り合いを制し、見事なヘディングシュートでチームに先制点をもたらした。後半にも3点追加したプレミア王者は4-0で福井商業を破り、危なげなく2回戦に駒を進めている。 　高知代表の高知高校は岩手代表の岩手北上高校と対戦。2-0で高知が勝利している。埼玉代表の正智深谷と長崎総科大附は、正智深谷が2-1。栃木代表の矢板中央と岡山代表の岡山学芸館の一戦は2-1で矢板中央が勝利した。山梨代表の山梨学院と兵庫代表の滝川第二は、滝川第二が2-1という結果に終わっている。 　石川代表の金沢学院大附と鹿児島代表の鹿児島城西、そして富山代表の龍谷富山と沖縄代表那覇西の2試合はPK戦に突入。龍谷富山と金沢学院大附がPK戦を制して、2回戦進出を決めている。 【試合結果】 専大北上（岩手）0-2 高知（高知） 正智深谷（埼玉）2-1 長崎総科大附（長崎） 前橋育英（群馬） 2-0 米子北（鳥取） 龍谷富山（富山） 0-0（PK 5-4） 那覇西（沖縄） 福井商（福井） 0-4 大津（熊本） 矢板中央（栃木） 2-1 岡山学芸館（岡山） 金沢学院大附（石川）0-0（PK 4-3） 鹿児島城西（鹿児島） 山梨学院（山梨） 1-2 滝川第二（兵庫）