どうせうまくいかない、些細なことでイライラする…いつもと違うのは、気分が落ち込んでいる証拠かも。心が疲れているときに無視するべき3つのことは?
「何かを我慢し続けている」「他人と比べて自分が劣っている気がする」など、気分が落ち込んでいるのは、自分の機嫌を管理しきれていないからかもしれません。韓国で作詞家やコピーライターとして活躍するキム・ダスルさんによると、「気分がコントロールできれば、人生もコントロールできる」とのこと。そこで今回は、キムさんのベストセラー『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』より一部引用、再編集してお届けします。 【書影】いつでも上機嫌でいるための気分管理術が身につく!キム・ダスル 翻訳:岡崎暢子『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』 * * * * * * * ◆ネガティブな自分に気付いてあげる 気分が落ちているときの思考パターンは、こんなふうになりがちだ。 1.「どうせうまくいかない」としか考えられない 失敗を経験した人は、それ以上傷つきたくなくて期待することを止める。 物事をネガティブにしかとらえられなくなるから、言動も否定的になる。 こんな状態が心理メカニズムでいう「防衛機制」だなんて、普通は自覚できないもの。 2.他人と自分を比較する 生きている以上、人との関係は避けて通れない。換言すれば、他人の視線から一生逃れられないってこと。 どんなに心臓に毛の生えた人でも裸では出歩けないように、誰だって他人の視線は気になるもの。 しかしこのことが他人との比較をまねく。 やたら自分と他人とを比べてばかりいると、「ダサい」とか「全然ダメ」だなんて自分に対するネガティブなジャッジばかり下すようになる。やがて、自分に冷たくなる。
◆がまんにも限界がある 3.度を超えたがまんをする がまんにも限界がある。 もう耐えるだけ耐えた。これ以上は無理、爆発する、みたいなときだ。 その限界を超えると、今度はひどく敏感になってしまう。 いつもなら笑ってやり過ごせるようなことも引っかかるようになる。 ささいなことにもイライラするし、腹が立つ。 普段、爆発することのなかった冷静な人でも、思考回路がバグってマイナス方向に受け止めてしまうようになるのは、こうした状況に追い込まれているからだ。 行動や思考がいつもと違っているなと感じたら、気分が落ちている証拠。 自分の思考がネガティブになっているのだと気付こう。
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