あの「LUSH」にスパがあるって知ってた?全身トリートメントはマインドフルネスな至高の体験
今回の担当セラピストはNARAさん。「まずはボードに書かれた11ワードの中から今一番ピンとくる言葉を直感で選んでください」とのことで、この頃、何かとくすぶっていた私は“充足感”という言葉をチョイス。 続いて、色もサイズもさまざまな18本のビンが登場。蓋は開けずに、タグとラベルの言葉やひかれる色、サイズ感なども踏まえて今一番ひかれる1本を選びます。 いくつか手に取った末、“優しさ・真実”に決定。コスメの商品名からも感じ取れるように、“言葉”を大事にしているLUSH。製品以上にブランドの本質を体感できると定評の「シナシージア」においても同様に、言葉を通して自分と今に向き合うことが施術の基盤となってくるようです。11ワードと18本のビン、体験者が選ぶ組み合わせ次第で何通りにもなりえる香りの中から、今の自分が求めている香りが決まります。さあ、いよいよ本編が始まります。
“充足感”の香りに満ちた空間へ。トリートメントの始まり
案内された施術室は、薄暗いくらいに照明の明るさが落とされていて、“充足感”のバスボムと“優しさ・真実”のエッセンシャルオイルによる淡い芳香が漂う空間。セラピストが全身に触れていく施術とのことで、ショーツ以外はすべて脱いで、素肌のままベッドに。触れられたくない場所やパーツ、傷がある箇所などは、事前のヒアリングで伝えてOK。自分が心地よいと感じることに集中できる状態にしましょう。
先ほど選んだ言葉“充足感”を表現したバスボムの香りは、繊細でやわらかく、想像していた“LUSHのにおい”とは少し異なっていました。その“充足感の香り”に“優しさ・真実”のエッセンシャルオイルを組み合わせることで、少し薬草的なテイストも加わり、今回の施術のための唯一の香りが部屋に行きわたります。
1日の時間を旅することをテーマとしたBGMが、高感度なスピーカーから流れると同時に「シナシージア」の施術がスタート。それは日常からのエスケープ、旅の始まり。ひとつのストーリーに没入するという表現が適当かも。横になってマッサージを受けているだけなのに、風景が浮かび、どこかを訪れているような感覚に陥るのです。顔から始まり腕へ、腹部~背中、足先までも順々に。先ほどの選ぶワードによってはスカルプが含まれる場合もあるそう。目を閉じていても感じられるセラピストのまるでダンスのような動きと手捌きが心地よく、うっかり眠りに落ちそうになります。でも、「シナシージア」を満喫したいなら、寝落ちは勿体ない。忙しいあなたもなるべく、施術前日はきちんと睡眠をとっておいて。 途中、LUSH SPAのために作られたマッサージバーや温めた石を使った施術もありました。こういった内容も選ぶワードによって異なるようで、冷やした石を使うものもあれば、冷⇄温交互の施術もあり、それらとはまったく異なるパターンもある様子。BGMに関しては、どこか見知らぬ土地での1日を想起させるものでした。