障害者も一緒に生産!サツマイモの新スイーツ 栽培から販売までの「6次産業化」の取り組み【長野市】
こちらは秋の食材を生かしたスイーツ。使われているのは、障害者が生産したサツマイモです。長野市の企業が栽培から販売までの「6次産業化」に取り組んでいます。 パリッとした食感とサツマイモのほくほくとした食感の両方を楽しめる「おいもブリュレアイス」。 ■上室夏鈴アナリポート 「いただきます。サツマイモの素材そのものの優しい甘さ、そこにブリュレのほろ苦さがちょうどいい、お互いにいいところを引き立て合ってる」 給食サービスなどを手掛ける長野市の「ミールケア」が自社農園で栽培したサツマイモを使用。他にも、サツマイモをふわふわな食感のシュー生地でサンドしたスイーツに…つぶあんとサツマイモをもっちりとした皮で包んだ団子も。 「ミールケア」は農産物の生産から加工・販売まで手掛ける、「6次産業化」に取り組んでいます。 ■ミールケア・田子美津子さん 「サツマイモの特徴を活かして商品にしているので、食べてもらうことでサツマイモの魅力をそれぞれの商品で感じてもらえると思い商品化した」 5日、「ミールケア」の自社農園では、収穫したダイコンを選別していました。ミールケアでは現在23人の障害者を雇用。そのうち10人が農園で働いています。 ■ミールケア・永原正行さん 「障害者の方に野菜を作ってもらい、加工品などに野菜を使っている。(今後も)そんな環境を作っていきたい」 「ミールケア」は5月、障害者が生産に携わったことを示す、日本農林規格「ノウフクJAS」の認証を受けました。 今回開発された3つのスイーツは、長野市と信濃町にある菓子店「まつりや」で7日から販売されます。