3歳息子と保育園での挨拶の練習中、息子が真顔で言い放った無敵ヒーロー過ぎた自分の名前
ご近所さんと挨拶できない息子に困っていたけれど…
他の人とご挨拶が苦手な我が息子。ご近所さんであっても、支援センターの先生であっても「〇〇くん、おはよ~!」と言われても、「……」と無言を貫き通してしまうのです。そのたび私は、脇汗をかきながら「おはようございますだよ」とか「ちょっと恥ずかしいみたいで」とかついつい横やりや言い訳をしまくっておりました。 でも、ママ友の話を聞くと、「もう少し大きくなるとできるようになるよ」「人見知りしちゃうのかもね」という声も……。 「そっか、私の横やりや言い訳って、息子にとって余計なフォローなのかもな……」と感じ、あえて何も言わずに見守ってみることにしました。いつものように「〇〇くん、おはよ~!」とご近所さんにお声がけいただいても息子はやはり「……」、いつも通りの無言です。いつもならここで私がフォローしちゃうのですが、心の中で「ご近所さん、挨拶いただいたのに申し訳ないです!」という思いとフォローの言葉をグッと奥歯に力を入れて飲み込んで、しばし黙って見守りました。すると、小さな声ですが息子は、「…おはよう」とポツリと挨拶を交わしたのです……!! それから息子は、ポツポツとですが、ご近所さんとご挨拶や会話が少しずつできるようになってきました。「あぁ、私が間に入ってしまっていたからアカンかったんやなぁ」と深く反省しました。 子育て中って、子どもが失敗しないように、周囲に失礼がないようにと、親が先回りしがちになりませんか? 「子どもの自主性を尊重して」と頭では思っていても気づくと手や口を出してしまう……。しかも、私はどちらかというとせっかちで、さらに日々ワンオペ育児で時間に追われていることもあって、私のペースで先に先にと進んでしまうところもあったのだと思います。でも、この件で、子どもなりにペースがあって、状況をどうするか考えているんだなぁ、ということを実感しました。 このことから、新しい保育園の説明会に行く際も、先生と息子のあいさつに割って入らないことを心に誓い、息子が初めての場所で戸惑わないように、軽く挨拶の練習をしていくことにしました。私が「こんにちは」と先生役で息子に挨拶すると、「こんにちは」と元気に挨拶を返してくれました。