【独自】松本人志さん単独インタビューの芸能記者 TV生出演で明かした「取材の舞台裏」
■「色んな人が自分のことを応援してくれているのかということを、きれいごとではなくものすごく思った」
Q.報道が出てから、このインタビューに至るまでで、松本さんが後悔の念をいただいていると感じた部分はありますか? 【中西正男さん】「後悔というか、『純粋に思ってたんと違った』、その訴えを取り下げるというのも『100点の策だとは思っていない』。ただ、ここから先、長い時間をかけて色々なことを戦っていったとしたら、まず時間がかかる、それで得た『これが俺が言ってたことや』ということが証明されたとしても、それで『世の中の人が納得してくれるかどうかというのも、当初の自分が思っていたのとも違う』というのもリアルにおっしゃっていました」 「このままやったら何年かかるか分からへん、いかに自分が色んな人に待ってもらっているのか、色んな人が自分のことを応援してくれているのかということを、きれいごとではなくものすごく思ったと。その人たちがいる以上、いつ終わるか分からない戦いを、いつまでもやっているのが、果たしていいのか?それも訴えを取り下げる大きな要因になったというのも強くおっしゃってました」
■給料明細をみて「本当に自分は仕事をしていないんだと、心がしんどなった」
松本人志さん:僕からすると、今回の記事において、物的証拠がないと文春サイドが認めた。証拠がないなら、引き続き裁判をやって完全勝利を目指せばいいじゃという考え方もあると思うんですけど、それだと3年なのか5年なのか、かかるかもしれない。 しかも収入もない。そして、ありがたいことに僕を待ってくれている人もいる。総合的に考えた結果が、今回の形だったんです。 実際に休んでリアルに感じたことだったんですけど、収入がなくなるんですよね。休むことを決めたのは自分です。当然、頭では分かっていたんですけど、毎月送られてくるギャラの明細を見ると、恐らくアルバイトをされている学生さんよりも少ない。本当に振り込まれない。 吉本興業ってすごいなとも思いましたし(笑)、純粋にプライドをへし折られました。何回も言いますけど、自分が決めたことです。 でも、実際に現実を押し付けられるというか、明細を見ると、屈辱を感じました。 「これがあと何年も続くんや」。そう思ったのも実は大きいことだったんです。「いやいや、お前貯金があるやろ」と言われる方も多いと思いますけど、そういうことじゃなく心がズタズタになる。 自分で決めた道ではあるんですけど、そんな状況にいることの不健全さを感じたんです。 【中西正男さん】「お金の話もリアルな話なのでどうしようかなと逡巡をしながら、この話をしました。これも正味な話をしているのだなと思いました。この時僕も言ったのは、『そもそも松本さんが休むと決めたことですよね、人から言われたわけでもないし、人から無理強いをされたわけでもない、ご自身でやったことなんですよね』と。『そうなんです、よく分かったつもりなんですけど、ただ、実際そうなると思うことがあるんやなあと思ったんです』と。要は『物として、給料明細見て、全然お金はいってないとなって、本当に自分は仕事をしていないんだと、心がしんどなる』、『物を見て思った所があった』と重ねておっしゃってました」