【独自】松本人志さん単独インタビューの芸能記者 TV生出演で明かした「取材の舞台裏」
■そもそもなぜ裁判を起こしたのか
松本人志さん:自分の考えからすると、「これはアカン」と感じる報道への憤りというか、正義感というか、そういうものが色濃く昔からあったんです。ほかの多くのタレントさんよりも、そこの熱は高かったと思いますし、「これはなんとかしないといけない」という思いも強かった。 そんな中での今回のことだったので、これは訴えるしかないとすぐに決めました。 Q.この文言を見ると、訴えに関しては、すぐに「訴えるぞ」と決めたということですね? 【中西正男さん】「松本さんの場合は、今回の文春のことだけじゃなくて、若いころから『これは看過できひん』、『これはアカンやろ』という報道が多々あったと松本さんは感じていらっしゃったと。その中で、その矢が自分にダイレクトに飛んできたので、『これは訴えるという一番強いカードを切るしかないとすぐに決めた』とおっしゃっていました」 Q.“ワイドナショー”で色んな芸能人のことを伝えていた中でも、こういうことがあれば自分だったらすぐ訴えたいという気持ちがあったということでしょうか? 【中西正男さん】「それが『ずっと昔から溜まってて、それがこのタイミングになった』とおっしゃってました」
■「自分と思っていたのとは違った」裁判について感じた“誤算”
裁判は途中で“取り下げ”という形になり、明らかになることはありませんでした。 裁判に関して松本さん側は“誤算”があったと話しています。 松本人志さん:簡単に言うともう少し早く決着がつくと思っていましたし、証明したいことが、もっと早く形にできると思っていたんです。でも、始まってみると、どうやら長くかかりそうだ。しかも、当初の目標を達成しても、それが広く納得に結びつくのかという疑問も出てきた。 自分から「裁判に注力するため」に、仕事を休んだわけですけど、いつの間にか仕事に戻れなくなっている。 Q.松本さんも、「ここまで裁判に時間と労力がかかると思わなかった」とおっしゃってたんですね? 【中西正男さん】「そこは正直に、『自分と思っていたのとは違った』とおっしゃっていました。僕は松本さんのスポークスマンでもなければ、代理人でもなければ、1人の記者として聞くべきことを聞くためにここに行っているので」 「松本さんも『逆に中西さんがそれちゃうんちゃうかと思うようなことがあったら、当たり前やけど言うてくださいね。それ言ってもらった方が自分もそれに対してちゃんと話ができるしっていう環境の中で話はしたかったんで』って」 「『そもそも裁判で周りの人から聞いていたことと、自分が不勉強な所もあったのかもしれないけれど、全然違った』という、リアルな思いをそのまま言っているのではと思いました」