「ヒット数じゃない」明徳義塾・馬淵監督が説く野球の神髄 センバツ交流試合
2020年甲子園高校野球交流試合(日本高校野球連盟主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は10日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。第2試合では、明徳義塾(高知)が6-5で鳥取城北(鳥取)を降した。明徳義塾の馬淵史郎監督は「65歳でもサヨナラ勝ちはうれしい」と試合を振り返った。馬淵監督の談話は次の通り。 【明徳義塾―鳥取城北 熱戦の様子を写真特集で】 ◇ガッツポーズ「65歳でもうれしい」 七回までノーヒットで勝っているという展開で、嫌な予感がした。八回に逆転されたが、その裏の2点が大きかった。3点差ならすいすい行かれてしまうところだったが、あれが相手にプレッシャーをかけることになった。安打数は少なかったが、野球はヒットを打ち合うものではない。いかにして相手より1点でも多く取るかということ。(勝った瞬間、大きなガッツポーズが飛び出し)65歳でもサヨナラ勝ちはうれしい。 1試合限りの甲子園だが、次の相手や球数制限を気にすることなく集中してできた。やっぱり甲子園は最高の舞台。こうして神経を使ってやれば秋の大会も神宮大会も選抜大会もできると思った。