大阪府・吉村知事が定例会見7月14日(全文2)今後は病床逼迫度も含めて判断したい
水門の効果は非常に大きい
この安治川水門については記憶に新しいところでもありますけれども、ここに、場所はこの安治川にありますが、現在の水門はこういったアーチ型のもので、記憶に新しいところとして、平成30年に台風21号が来襲いたしました。このとき大阪湾で、大阪港で、観測史上最大の、最高の潮位を記録いたしました。非常に高潮が発生して豪雨になって水害の危険が高まったのが平成30年、台風21号です。これは僕もよく覚えてるんですけど、ちょうど大阪市長をしていまして、淀川がものすごい河川の状況になったりして、皆さんも記憶に新しいところだと思います。 このときに三大水門のこの安治川水門、これがその現場の写真ですけれども、もしこの水門がなければ17兆円の被害が発生していた、浸水が起きてたというようなものを、この水門によって防いだという、大きな災害につながらずに済んだ。なかなか、災害が起きたら大きく報道されますけど、災害が起きない場合は報道されにくいんですが、僕も現場で大阪市長として陣頭指揮に当たってましたけど、この水門の効果っていうのは非常に大きなものがあるというふうにもう、なかなか報道にはならないんですけど、感じたところでもあります。 ここ、三大水門については現在、木津川水門については改修の着手、すでに入っています。そして安治川水門もこれから入ろうというところにはなります。尻無川もその後入っていきます。今回は安治川水門、これから新しく更新していくという意味でアイデアを出してもらうと、デザインを出してもらうということです。やはりここは水都大阪ということで、中之島にもつながってくるという、まさに直結する河川でもありますし、これから万博に向けて非常にこの河川を行き来するということは、にぎわいづくりということで重要になってきます。それはやっていきます。
安治川水門の更新でアイデアコンペ開催へ
やっていく中で、この安治川水門を改修していくのも、これも当然やるわけですが、そういったまさにベイエリアの一画を成しますので、機能として安治川水門の最新化、そして津波にも耐えうるというようなことは、そういった水門を更新していきます。 だからやはりそういった水辺のにぎわいづくりって意味では、デザインとかそういう、アイデアですね。そういったものを、皆さんに親しまれるものをつくっていきたいというふうに思っていますので、今回、アイデア、こういう水門をつくったらいいんじゃないの? というアイデアをコンペしたいというふうに思っています。まさにベイエリアと大阪市内を結ぶ舟運ルートの中間に位置することになりますので、この地域の特色を生かした活性化プランをぜひ、いろいろ示していっているところでありますし、にぎわい創出の機運が高まりつつありますので、この水門の更新に当たっても、この地域のシンボルになるような、そういったアイデアコンペを開催して、広くデザインを募集いたします。 また、そのアイデアコンペと併せて防災教育、あるいは地域との連携を深めていくために、小学生の皆さん対象に、この新安治川の水門の絵画コンクールも同時に開催したいと思います。期間ですが、7月16日金曜日から9月7日まで募集期間、これは絵画コンクールもそうですし、アイデアコンペも、絵画コンクールは9月24日、そしてアイデアコンペは9月7日、約2カ月ぐらいありますが、この期間を募集期間といたします。 そして結果については両方とも令和3年の11月中ごろに、優秀賞含めて発表していきたいと思います。大阪府民の皆さんの命、財産を守るためにも、この三大水門というのをしっかりと更新していきたいと思っていますし、単に更新するだけではなくて、府民の皆さん、市民の皆さんのアイデアを募集して、皆さんに親しまれる水門にしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。僕からは以上です。 司会:知事からの説明は以上でございます。それでしたら、今から質問をお受けいたします。私のほうで指名させていただきますので、順次、挙手のほうをお願いいたします。それではどうぞ。では幹事社。