熊本県民なら誰もが知っている『スイス洋菓子店』の隠れ銘菓「リキュールマロン」とは?
●熊本県には知らない人はいないという隠れ銘菓「リキュールマロン」の魅力とは?
全国各地の銘菓といえば、名前を聞いてすぐピンと来るものがたくさんありますよね。たとえば広島の「もみじ饅頭」や三重の「赤福餅」、山梨の「信玄餅」、宮城の「萩の月」などなど、みなさんも一度は食べたことがあるのでは? 【画像】東京・銀座にある熊本県のアンテナショップ『銀座熊本館』でも「リキュールマロン」は大人気 そんな中、案外知られていない“隠れ銘菓”というのも日本各地に存在します。今回ご紹介するもそんなスイーツ。それが九州・熊本県の隠れ銘菓『スイス洋菓子店』の「リキュールマロン」というお菓子です。 熊本県民なら誰もが知っている……ハズですが、筆者の周りには案外「スイス洋菓子店は知っているけど、『リキュールマロン』は知らない」という熊本県人もいたので、その隠れ銘菓の美味しさをご紹介していきたいと思います。
「リキュールマロン」はサバランのようなモンブランのような大人の味
筆者はこの「リキュールマロン」の存在を、東京・銀座にある熊本県のアンテナショップ『銀座熊本館』を訪れたときに知りました。 熊本の名物といえば、「馬刺し」や「辛子蓮根」、「いきなり団子」、「アベックラーメン」、ふりかけの「御飯の友」などは知っていましたが、『銀座熊本館』では販売している約1500ものアイテムの中で人気ベスト3が表示されており、そこに「リキュールマロン」があったのです。ちなみに一位は、「馬刺し」、2位は「南関あげ」、3位が「リキュールマロン」という順位でした。
馬刺しは知っていますが、2位の「南関あげ」や3位の「リキュールマロン」は熊本県民でない筆者は知りませんでした。そこでお店の方に聞いてみると……。 「南関あげ」は、味噌汁や煮物に使うと美味しい揚げ豆腐だそうです。全国的に流通する“油揚げ”のようなものでしょう。ただし、「南関あげ」は水分を極限まで抜いてあるため、長期保存が可能。いわゆる“乾物”のジャンルに入りそうですね。
そしてもう人気3位の「リキュールマロン」は、熊本で1962年に創業した『スイス洋菓子店』のロングセラー商品です。創業当時から変わらぬ製法で作っている洋菓子なんだとか。 店先にあった商品紹介のコピーには、“言わずと知れたミドリの銀袋にくるんだバターケーキ”と書いてあります。この文言で、熊本で相当有名な商品であることがわかりますが、熊本県民でない人にとっては味の想像がつきませんよね。というわけで、さっそく購入して食べてみることに。