「高校入試をやっぱりやめないかん」名古屋・河村市長会見1月10日(全文1)
名古屋市の河村たかし市長は10日午前、定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「名古屋・河村たかし市長が定例会見(2023年1月10日)」に対応しております。 【動画】名古屋・河村たかし市長が定例会見(2023年1月10日) ◇ ◇
一人の子も死なせない名古屋は実現していない
記者:おはようございます。幹事社の中日の菊谷です。それでは定例会見、よろしくお願いいたします。 河村:それでは、ちょこっと遅くなりまして、えらいすいませんということでございます。おはようございます。1月10日ということで定例会見を始めたいと思います。会見に先立ちましてですが、発言に注意してくださいよということですけど、報道はされておりますけど、先週6日ですか、駅前のビルで中学生がお亡くなりになったいうことについて一言申し上げますということで、大変悲しいことでですね。要するに名古屋市立の小中の場合はフォローが結構、それでも僕からすりゃ全然ですけど、ありますけど。ちょっと高校になったり、また違う、市立じゃない場合なんかは、そんで終わっちゃうような格好ですけどね。 これ本当に、一人の子も死なせない名古屋というのは、正直言って実現されておりません。だいたい10人ぐらいの子供さんが、未遂も含めてですけど、亡くなるということで。これ、前も言いましたけど、メキシコシティ行ったときに、女性の市長だったんですけどね。そこで、子供さんが亡くなるいう話は、そちらはどうですかいったら、1人、向こうではDVみたいな暴力系の、ほんで1人亡くなっちゃったのよという話はありましたけど。
自分の好きなことをできるよう応援すること
いや、実は、名古屋だけじゃなくて日本中だけど、子供さんが名古屋で、10人もいったと思いますけどね。これと、一番主たる原因が成績と、それから進学なんですわいって言ったらびっくりしとりましたよ、本当に。えー、という感じで。そこからはちょっとあまり長くしゃべりませんでしたけどね。 だで、僕は高校入試をやっぱりやめないかんと思いますね、これは。その代わり名古屋、「キャリアパスウェイ」っていう、英語ですけど、俺はラーメン屋になりたいとか医者になりたいとか、そういうことを、1日1時間ぐらい使って1年間ずっと、そういう人生を生きていく道について、受験勉強だけじゃない、そこでええ成績を取るだけじゃない人生というのがあるんだと、みんな、そういうことをやっぱり大人の社会はやっていく必要が絶対的にあると思いますね。いうことで徹底的な対策をしていきたいということでやっておりまして。国はそういう視点で考えた話は聞いたことないですけどね。なんか先生を敬えというような話を、政令市長会で出たことありますけど、それは、そんな話じゃないということで。それはやめにしていただきましたけど。 根本的に子供の権利いうのはなんだと思う? 子供の権利、子供の権利って簡単に言いますけど。名古屋も子供の権利を守るために「なごもっか」ってつくってますけど。子供の権利ってなんだろな。選挙権はちょっと違うないって。もっとベーシックに言や、ちゃんと衣食住与えられることということだけど。それはそれでたぶんあると思うし、大人の権利と、そう違ったことないでしょう、別に。となると子供の権利ってやっぱり子供の、小さい子供1人ずつ、みんな違うもんで。自分の好きなことをやっぱりなんとか見つけ出して、それを大人の社会が、自分の好きなことをできるように、ずっと、応援してやることじゃないの? 思うんだけど、俺、子供の権利というのは。なんかそのほかにあるんですかね。受験戦争でええ成績取ることですか。とんでもないですわ。 こういう発想のほうには、こういう大変悲しい出来事をなくすというのもあるけど、やっぱりきのう、藤井くんと言うと怒られますけど、藤井五冠が王将戦で勝ちましたけど、わりと短い手数で勝ちましたでね。えらいもんですけど。相手、羽生さんですから、えらいもんですけど。やっぱりああいう、彼も高校は【アイ****00:08:24】中退になりましたけどね。彼は天才中の天才、彼はといってから、五冠は天才中の天才なんだけど、そういう子供さんっていろんなところにいるんじゃないの? ひょっとしたら。ね。オール1かオール2でも。藤井氏はようできたらしいけどね。