「温泉の玄関」修善寺駅、東京から特急踊り子1本の利便性 今年8月で開業100年、伊豆箱根鉄道駿豆線の終着駅
駅前は、独鈷の湯(とっこのゆ)で知られる修善寺温泉方面のほか、湯ヶ島温泉口・浄蓮の滝・天城峠・河津七滝(ななだる)など「天城越え」を経て河津駅に至る路線バスの乗り換え拠点でもある。東海バスは自転車を前面に載せられるサイクルラックバスも運行している。 2024年5月13日に伊豆箱根鉄道は台湾の台北大衆捷運(台北メトロ)と友好協定を締結、修善寺駅は台北メトロの新北投駅と姉妹駅となった。新北投も都心から鉄道で気軽に行ける温泉街だ。
伊豆箱根鉄道の広報担当者は「協定締結を機に、国内だけでなく海外からの観光客にも一層足を運んでもらいたい」と話す。東京駅からダイレクトにアクセスできる踊り子修善寺編成の利便性も再評価されるチャンスといえそうだ。
橋村 季真 :東洋経済 記者