【バジルの上手な育て方】自宅に広いスペースがなくてもOK!観葉植物のお手入れと変わらない簡単家庭菜園
家庭料理をアップグレードする1つの方法は、採りたての食材を加えること。自宅に野菜畑をつくるだけのスペースがない?それなら、バジルのようなハーブを育ててみてはいかがでしょうか。 【写真でチェック】室内でも野外でも大丈夫!種まきから収穫期までのプロセスを専門家が指南 食べられる植物の栽培の入門編として最適です。食卓でおなじみのバジルは、最も育てやすいハーブの1つ。部屋のなかや窓辺に置いたり、あるいは庭の一角に花壇や菜園をつくってみたり…。バジルのお手入れは、観葉植物のお手入れと何ら変わることはありません。
バジルの栽培について詳しく聞くため、ニューヨーク、ウッドストックを拠点とするパイク・レイン・ガーデンズの設立者アダム・ウェイスを訪ねました。本記事では、ウェイスが明かしてくれた、室内外問わずバジルを上手く育てるための秘訣をご紹介。ぜひ読み進めて、種をまく時期から最高の状態で収穫期を迎えるまでのプロセス、そしてよくある問題やそれを解決する方法をチェックしてみてください。
バジルの種をまく
バジルの栽培を種からスタートしたいのなら、ただ種を地面にまいたり、窓辺の鉢のなかに押し込んだりするだけではいけません。 発芽に成功すれば、室内でも庭でも、より健康なバジルを手にすることができます。 「定番のやり方は、ポットとバジルの種、それから(水分や湿気を閉じ込めるための)カバー付きの容器がセットになった『バジル栽培キット』を入手することです」とウェイス。 お住まいのエリアが比較的あたたかく、一日中20度を超えているのならいいのですが、そうでない場合は、ヒーターマットかグローライトを使い、発芽を助けなければなりません。「バジルは、生き延びるために熱と光、水を必要とします」とウェイスは続けます。 「熱が土を温め、発芽を促進し、発芽の精度を高めてくれるのです。種をまいたトレイのうえにプラスチック製のドームをかぶせるのもいいですね。ミニチュアのグリーンハウスのような環境をつくることができますから」 ウェイスは、芽が出て1cm弱ほどまでに育ったら、ドームやグローライト、ヒーターマットを外していいといいます。今度は、自然光がこうした役割を一手に引き受けてくれるからです。この段階まできたら、成長したバジルを鉢やプランターに植え替えましょう。