【小高記者が見た!】ブレイク候補・荒木優奈の細かすぎる鉛調整【ALBAギア情報局】
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国内のツアーはシーズンオフとなっていますが、ギア情報局では2025年の注目選手のクラブを紹介します。まず一人目は昨年のプロテストに合格した荒木優奈プロです。 トッププロの登竜門と呼ばれる「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」で見事プロ初優勝を遂げました。97期生ナンバー1の称号を手にしました。ファイナルQTでは37位に入り、25年の前半戦出場権を獲得しています。 荒木プロはアマチュア時代、ナショナルチームのエース格として活躍していましたが、1度目の受験となった2023年のプロテストは、体調不良も重なり不合格に終わりました。そして、24年は地元・熊本で腕を磨くと、レギュラーツアーで2回トップ10に入るなど自信を深め、2度目の挑戦で見事に合格を果たしました。 そんな荒木プロのキャディバッグを覗くと、ドライバーはキャロウェイの『AiスモークトリプルダイヤMAX』。フェアウェイウッドとユーティリティはピンの『G430』シリーズで揃えています。アイアンはヨネックスの『EZONE CB511』で、52度と58度のウェッジはブリヂストンの『BRM2』。そしてパターはテーラーメイドの『スパイダーX』と5社が並びます。 クラブ選びの基準について聞くと、「顔や構えやすさも大事ですけど、実際に出る球筋を大事にしています」と理想とする球筋が打てるクラブを選んでいます。 荒木プロが理想とする球筋は高いドローボールです。「少し低いと思ったら使わない」とこだわりがあります。 理想の球筋を打つためにクラブへの味付けにもこだわっています。クラブをよく見ると、とても小さな鉛が貼られています。ドライバーを見ると、ソール部分とヒール部分に1グラムに満たない鉛です。 これについて聞くと「ボールの高さが少し足りなくて、少しだけつかまりをよくしたいと思って貼りました。鉛はすごく小さいですが、全然違うんです」と話します。 ドライバーのほかにも、重量調整のために鉛を貼って理想の弾道が打てるように調整しています。小さい鉛が大きな役割を果たしているのですね。これはアマチュアも参考になるかもしれませんね。 荒木プロは少し調子が悪くなると、すぐにクラブを調整するといいます。まるでベテランプロのような職人気質ですが、スイングに悩まず1年間安定して戦える要素ではないでしょうか。 以上、ギア情報局でした。 荒木優奈クラブセッティング(新人戦) 1W:キャロウェイ Aiスモークトリプル◇MAX(9度/ベンタスブラック5S) 3W:ピン G430MAX(15度/ベンタスブラック6S) 5W:ピン G430MAX(18度/ベンタスブラック6S) 4U:ピン G430ハイブリッド(22度/テンセイPRO1K HY80S) 5U:ピン G430ハイブリッド(26度/テンセイPRO1K HY80S) 6I~PW:ヨネックス EZONE CB511フォージド(レクシスカイザ アイHP9S) 52度:ブリヂストン BRM2(N.S.PRO 1150ツアー S) 58度:ブリヂストン BRM2(N.S.PRO 1150ツアー S) PT:テーラーメイド スパイダーXツアー BALL:ブリヂストン ツアーB X