【詳細データテスト】メルセデスAMG Sクラス 強力なPHEV ハンドリング良好 快適性は犠牲に
変速機
形式:9速AT 9速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):1512rpm/1728rpm
燃料消費率
AUTOCAR実測値:消費率 総平均:7.8km/L ツーリング:9.2km/L 日常走行:6.9km/L 動力性能計測時:1.7km/L メーカー公表値:消費率 低速(市街地):-km/L 中速(郊外):-km/L 高速(高速道路):-km/L 超高速:-km/L 混合:21.7km/L 燃料タンク容量:66L 現実的な航続距離:686km(平均)/724km(ツーリング)/610km(日常走行)
サスペンション
前:マルチリンク/エアスプリング、アダプティブダンパー、アクティブスタビライザー 後:マルチリンク/エアスプリング、アダプティブダンパー、アクティブスタビライザー
ステアリング
形式:電動機械式、ラック&ピニオン ロック・トゥ・ロック:2.1回転 最小回転直径:12.3m
発進加速
テスト条件:乾燥路面/気温21℃ 0-30マイル/時(48km/h):1.7秒 0-40(64):2.2秒 0-50(80):2.8秒 0-60(97):3.5秒 0-70(113):4.4秒 0-80(129):5.1秒 0-90(145):6.1秒 0-100(161):7.1秒 0-110(177):8.2秒 0-120(193):9.6秒 0-130(209):11.0秒 0-140(225):12.8秒 0-150(241):15.0秒 0-160(257):17.6秒 0-170(273):20.6秒 0-402m発進加速:11.4秒(到達速度:213.2km/h) 0-1000m発進加速:20.2秒(到達速度:271.7km/h) 0-62マイル/時(0-100km/h):3.6秒 30-70マイル/時(48-113km/h):2.7秒(変速あり)/4.2秒(4速固定)
ドライ制動距離
テスト条件:乾燥路面/気温21℃ 30-0マイル/時(48km/h):8.1m 50-0マイル/時(64km/h):21.7m 70-0マイル/時(80km/h):42.0m 60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.34秒 ■ウェット制動距離 テスト条件:ウェット路面/気温21℃ 30-0マイル/時(48km/h):10.2m 50-0マイル/時(64km/h):28.8m 70-0マイル/時(80km/h):57.8m 60-0マイル/時(97km/h)制動時間:3.05秒
結論 ★★★★★★★☆☆☆
冗談みたいなパワーを、それを期待しないようなサルーンに与えてしまうのがAMGだ。レッドピッグと呼ばれた300SEL 6.8がその元祖だ。 その系譜に連なる最新モデルは、直線加速や、ワインディングを駆け抜けるペースに失望することはなかった。このS63を速く走らせることは、とんでもなくイージーだ。全長5m以上で、重量が2.7t近いクルマとしては、素晴らしく楽しくてバランスがいいと感じた場面もあった。 とはいえ、それを実現するための妥協があまりにも大きすぎる。Sクラスに本来求められる走りの上質感が失われているのだ。PHEVパワートレインについても、基本的な部分の冴えがない。
関耕一郎(翻訳)