FigmaがAIでさらに進化! Web制作はもはや完全自動化目前? 「Config APAC 2024」現地レポ
2023年のConfigでは、デザイナーから開発者へと、同一画面上でスムーズに業務引き継ぎができる「Dev Mode(開発者ツール)」が公表された。それから1年で約400万のデザインが生まれ、ユーザーのフィードバックにより、2024年版はいくつかのアップデートがあったという。エンジニアリング・マネージャーのノガ・マン氏が解説した。
・複数ページにわたる同時並行の作業がでもわかりやすくデザイナーと開発者間で引き継ぐため、最新のアクティビティを左上に表示。 ・最新のステータスを目立たせる「フォーカスビュー」機能を追加。一つ前のデザインのスナップショットも確認可能に。 ・デザインを「開発準備完了」としてマークしたものの、デザイナーがその後もデザインに変更を加えることがあるため、デザイナー↔開発者でメモを残せる機能を追加。 ・自社でせっかくデザインシステムを作っても、開発者に採用されないという問題解消のために「Code Connect」を追加。開発モードに表示されるコードスニペットがカスタマイズできるため、開発者は自動生成されたCSSではなく、実際のデザインシステムのコードを参照することができ、手戻りを防ぎ、組織全体での統一感を維持できるようになった。 ■ 症状検索アプリ「ユビー」などを手掛けるデザイン・エンジニアの大木尊紀さんのキーノートへの感想 大木 Faigma AIの「メイク・デザイン」機能はアイデア出しに特に今後よく使うと思う。また「ビジュアル検索」は、別分野のBtoC向けアプリの画面を読み込み、自分が作っている医療系アプリでも応用できないかを検討していくと、使い勝手が向上しそう。一般的に学生インターンに任されがちなデザインファイルの整理整頓なども、今後AIで代替できるのではと感じた。将来的に、AIが使っていないファイルをアーカイブしたり、コンポーネント利用をサジェストしてくれるような機能がほしい。