FigmaがAIでさらに進化! Web制作はもはや完全自動化目前? 「Config APAC 2024」現地レポ
ディラン・フィールドCEOは、Figma AIは現在ベータ版であり、オプトイン方式でユーザーに開放、その使用頻度やフィードバックを受けて改善を繰り返しながら開発コストを最終判断し、2025年にはFigma AIの課金を始めると発表した。
一方で、自社のデザインやドラフトデータをAIに学習させるのかどうか、またそれがOpenAIなどサードパーティにも提供されるのかどうか、セキュリティの観点からも気になるユーザーは多いだろう。Figmaは透明性を担保するためとして今回、AI構築におけるポリシーも公表している。 ■ [アップデート(2)] AIの進化に合わせてFigmaのUIが進化 上記のような「ビジュアル検索」と「AI搭載のアセット検索」が今後多用されることもあり、Figmaはより直感的に作業できるシンプルなUIを発表した。AIが検索クエリを理解してサポートするため、地味で時間がかかる手作業が削減される分、細かな機能を備えたツールバーの常時表示の必要性が低くなったためとも言える。 Figmaでは現時点ではこのUI3をオフにすることも可能だが、「ユーザーのフィードバックを基にUIを改善していき、将来的にUI3に統一していく」と発表している。新しいUIのBefore/Afterは、UI3の解説ページがわかりやすい。 ■ [アップデート(3)] AIを使って伝え方やトーンを調整できる「Figma Slides(フィグマ・スライド)」 Figmaユーザーの約3分の2は非デザイナーであることを考えると、待望の新機能と言えるのが「Figma Slides(フィグマ・スライド)」だ。 ┌────────── 過去1年、Figma上では350万本ものプレゼン用スライドが制作されていました。自分のプロジェクトを外部に理解してもらうためには、視覚に訴えるプレゼンは最も強力なストーリーテリングの形式です(ミヒカ・カポレ氏) └──────────