ケガで欠場中の冨安（ロイター）

　イングランド・プレミアリーグの名門アーセナルがDF冨安健洋（26）の〝代役〟となるサイドバックの獲得に乗り出した。 【写真】冨安〝代役〟候補の若手DF 　アーセナルは負傷により欠場中の冨安をはじめ、サイドバックを務めるDFベン・ホワイト、DFオレクサンドル・ジンチェンコ、DFリカルド・カラフィリオらがシーズン中に負傷で離脱するなど、苦しい状況が続いており、英メディア「FOOTBALLFANCAST」は「サイドバックがアーセナルにとって大きな問題になっている」と指摘する。 　そこで来年1月の移籍市場で選手補強を検討しており、ベルギー1部クラブ・ブリュージュの同国代表DFマキシム・デカイパー（23）に熱視線を注いでいる。「デカイパーは今季好成績を残しており、スカウトは彼を『モンスター』シーズンと評している。両サイドでプレーできる攻撃的フルバック、優れたクロスとオーバーラップ。前進的なフルバック」と伝えるなど、復帰のメドが立たない冨安の代役として期待しているという。 　すでにアーセナルではスカウトをベルギーに派遣。2―0で勝利したゲンク戦で「彼は3つのチャンスをつくった」という。また同リーグのマンチェスター・シティーもデカイパー獲得に興味を示し、争奪戦に発展しそうだ。移籍金は1200万ユーロ（約19億4000万円）とみられているが、冨安の去就にも大きな影響を与えそうだ。