先行するau 追うドコモ 各キャリアが競う次世代の高速通信技術とは
auは800MHz帯で、実人口カバー率99%を実現し、2.1GHz帯も2014年3月末の時点で85%、来年度末には90%を達成する見込みであることから、CAの導入に踏み切っている。CAの実現には、デバイスだけでなく基地局の準備も必要だが、auはサービス開始時点で下り最大150Mbpsに対応した基地局を2500局、2015年3月末には約2万局設置する予定。一方、ドコモは、サービス開始こそ、auに遅れをとったものの、下り最大225MbpsのCAを目指すとしている。下り最大100Mbps以上に対応した基地局も2013年年度末での3500局から2014年度末には4万局の設置を目標に拡充していく。 ナンバーポータビリティが一般的になり、ユーザーがキャリアを選ぶ時代となった現在。スマホをけん引してきたiPhoneも各キャリアから発売され、デバイスでの差別化も難しくなってきている。そんな中、よりつながりやすい、より快適に使える、はキャリアを選択する重要な要素と言えるだろう。