DIYスキルやカスタムセンスが光りまくり! 「オーテック里帰りミーティング2024」に参加したオーナーカーが個性的すぎた
政さん:シルビア ヴァリエッタ
続いては、ただでさえ目立つシルビア・ヴァリエッタのなかでもひときわ目立っていた政さんの一台。 シルビア・ヴァリエッタは、ご存知S15型シルビアをベースに、国産車初となるフルオープンタイプの電動式メタルルーフを備えたクーペカブリオレとしてオーテックが販売していたモデルだ。 可動式のトップを途中で止めておくというユニークな展示方法だったが、そのカスタマイズの凄まじさといったらユニークどころの騒ぎではなかった。 まず目に飛び込んでくるのがベース車からガラッと様変わりした内装。 ほとんどのパネルにブラウンとブラックのスウェードがあしらわれており、ディスプレイやオーディオといたデバイス類はスマートに埋め込まれている。そのなかでひときわ鮮やかに目立つメーターパネルももちろんワンオフ。ここまでやるか……と唸るほどの手の込みようと完成度だ。 リヤにまわると、これまた純正とは明らかに雰囲気を異にするテールランプが目につく。S15シルビアの社外テールはそこそこ種類があったはずだが、こんな形状は見たことがない。無知を詫びるつもりで政さんに伺うと、当然のようにこちらもワンオフということだった。なんでも、この丸目2灯のテールランプの内側はIPFのカスタムテールで、外側はロータス・エリーゼ用を流用したとのこと。既製品と見まごうほどのあまりの自然な仕上がりには空いた口が塞がらない。 そのほかにも、トランクいっぱいに敷き詰められたMcIntoshのオーディオシステム、V36型スカイライン用ブレーキキャリパー流用などなど、すべてを紹介していったら一冊の本が書けそうなほどのカスタマイズが施されている政さんのシルビア・ヴァリエッタ。 しかし、なにより驚きなのは、これらのカスタマイズがすべて政さんご本人の手によるものだということ。いわれなければDIYとは思わないようなクオリティの高さには感服するほかない。まさにDIYマスターといって差し支えないだろう政さんのシルビアのカスタマイズ部位は、画像ギャラリー内にもいくつか掲載させていただいている(もっとも、氷山の一角だろうが……)。