「おじさんになったら美学が必要」友人の発言から考えた年下から慕われるミドルエイジの条件とは
衝撃を受けたミドサー友人の発言
20代前半の頃から、仕事で出会うのは基本40代以上の方。自然と友人と呼べる関係の人も、同世代ではなく、年の離れた上の世代の人が多くなりました。 先日、年齢が離れていても友情が成立する条件って何だろう? と改めて考えさせられる出来事がありました。 仕事で知り合ったまだそんなに仲良くなっていない50代くらいの男性から、ある日長文のメッセージが来て、食事に誘われ、ギョっとしてしまった、ということがあったんです。それを尊敬する友人に相談すると、「謙虚さがないってことだよね。おじさんには美学が必要なんだよ」と言われたんです。 その友人は、いわゆるミドサー(30代半ば)で、まだ世間一般的にはおじさんという年齢ではありません。しかし、年上の振舞い方として気を付けていることについて、次のように教えてくれました。
将来間違いなく慕われる! プレおじさんの心得
「例えばさ、俺があなたとか、後輩とかにしょっちゅうLINEしたり、自分からご飯に誘ったりしたらダメなんだよ」。 その言葉を聞いて、面食らったんです。なぜかというと、その友人は私と5歳くらいしか離れていないし、まだ若者だし、なによりいわゆるめちゃくちゃ人気者と言われるタイプの人だったから。そんな人なのに、“おじさんの美学”なんて考えてるの?! と心底驚きました。それと同時に、こういう人が将来慕われるおじさんになるんだな、と思ったんです。 その発言を聞いて、改めて振り返ってみると、確かに仲の良い年上(10~20歳上)の人って、共通点があるな、と思ったんです。
あっちから連絡してこない
冒頭でも触れましたが、筆者は同性の40代の友人がたくさんいます。一回り以上違うけど、頼りになり、尊敬できる先輩たちばかりです。 普段は何も考えたことがなかったのですが、振り返ってみると、年上の友人たちは自分からしょっちゅうLINEやDMをしてくるとか、そんなに仲良くなっていないのにサシのご飯に誘ってくることってないなと気づいたんです。相談に乗ってもらうことはあるけど、基本こちらから連絡しているんですよね。 ある先輩にその話をすると、「やっぱり年上から誘うと年下は断れないというプレッシャーを感じてしまうと思います。だから自分から誘うのは遠慮しますね」とおっしゃったんです。