【定額減税のギモン】「パートで働く私の減税は夫から?それとも私の給与から?」「ふるさと納税の限度額への影響は?」税理士がズバリ回答 意外な落とし穴に要注意!
給付申請の際の『詐欺』に要注意!
ーーー扶養家族3人、つまり4人家族で『所得税・住民税合わせて年間9万8000円を払っている』という家族の場合4人×4万円で本来16万円が引かれるはずですが、支払う税金は9万8000円です。この場合は差額6万2000円は給付を受けられますが、実はもらえる金額は6万2000円ではありません。1万円単位で切り上げられるため7万円になるんです。豊田さん、これはどういった事情があるのでしょうか? (豊田真由子さん)「それをやることの行政コストと手間を考えると、ここで切ってしまおうということだと思いますけど、あんまり聞いたことないです。だからそれをデジタルでちゃんとシステムでポンとできるはずなので、それをやることでたぶん日本国民の幸せってすごく増大するはずなんですよ。それにかかる行政コストが浮くから。デジタル化は大事」 ーーーただ、何もせずにもらえるわけではないので気をつけてください。調整給付があると見込まれる人には自治体から確認書が送られてくる予定です。これはいつ頃の予定ですか? (田淵宏明さん)「各自治体でバラバラなんですけど、だいたい夏ごろと言われています。7月8月ぐらいまでには来る予定です」 ーーーそこに必要事項を記載して返送するということですね。マイナンバーカードを持っている人で、公金受け取りの口座登録をしている方は、自治体によりますが、手続き不要でもらえる人もいるため、各自治体のホームページを確認してください。ただ、その際に銀行口座だけではなく「パスワードも書いてください」となると詐欺の可能性が出てきます。正しいところから送られてきているかどうかは必ず確認しなければいけませんね? (田淵宏明さん)「そうですね。本当に自治体よって違うので、給付がもらえそうな方は確実に自治体に確認をお願いしたいと思います」
ふるさと納税に影響なし!そのワケとは
ーーー最後の質問です。『毎年ふるさと納税をしています。定額減税を受けるとふるさと納税の限度額が下がることはありますか?』ふるさと納税の仕組みを簡単に説明すると、自治体への寄付をする形で寄付額から自己負担2000円を除いた金額は所得税・住民税から控除されます。収入によって寄付できる金額が変わりますが、定額減税で上限額が変わることはあるのでしょうか?