まもなく衆議院選挙 「政治に興味がない」若者たち 投票率を伸ばすためには…?【テレビ派・長島カイセツ】
広島テレビの長島清隆解説委員が、注目のニュースを分かりやすく分析・説明する『長島カイセツ』です。今回は、10月27日投票の衆議院選挙についてお伝えします。 【動画】【衆院選】若者の投票率どう伸ばす?(長島カイセツ)
超短期決戦となった今回の衆議院選挙で注目されるのが、投票率です。前回2021年の衆議院選挙の投票率は、全国の平均投票率が55.93%に対し、広島県の投票率は52.31%で、都道府県別で全国44位、下から4番目の低さでした。
さらに、広島県の投票率を5歳刻みで年代別に抽出したグラフを見ると、40歳から上は50%を超えた投票率ですが、40歳未満は低くなっており、特に20歳から24歳までの年代の投票率が31%あまりで1番低くなっています。
投票率が伸びない理由とは…
そこで、広島大学の学生たちに選挙に行くかどうか、話を聞きました。 ■学生たちは… 「まず衆議院選挙がいつあるかもわかっていなかったので、そんなに興味がないって感じですかね。」 「時間が合えば行こうと思います。選挙の日とかあんまりわからないし、テレビもあんまり見ないので、テレビを見ずに(日程を)知るタイミングがあればいいかなと思います。ポスターもあんまり見るところがなかったりするんで。」 「今のところ行く予定です。私の親がどちらかというと毎回選挙に行く人なので、一緒に行くよという感じで、一緒に行くと思います。」
また、どうすれば投票率が上がると思うか聞きました。 ■学生たちは… 「忙しい中で市役所に出向くのもなかなか難しい状況もあるので、ネットとかで選挙できればなと思います。」 「仕方ないなというところも多少あると思います。(政治家と)そもそも触れる機会が少なかったりするので。」
学生たちに話を聞くと、なかなか投票に行く動機を見つけにくいというところがあるようです。また、政治家と触れる機会がないという声もあり、情報を取り入れやすくすることも必要だと感じられます。ネットに触れやすい環境にある学生が多いので、広島テレビのホームページから候補者の政策や考え方を比較することができます。