日本初導入 “痛くない”インフルエンザワクチンに注目 鼻の中に噴射して接種 効力は皮下接種より長い約1年
インフルエンザの本格的な流行を前に10月、「痛くない」予防接種が始まりました。鼻の中にスプレーするだけで受けられるもので注目を集めています。 【写真】スプレー型のインフルエンザワクチン「フルミスト」
インフルエンザの予防接種を行っている医療機関の一つ、岡山市南区の「みやはら耳鼻咽喉科」です。 (接種を受けた2歳児の母親) 「子どもに負担が一番かからないように。痛みが子どもにとって泣いたりしちゃうので軽減できたらいいなと思って」 このスプレー型のインフルエンザワクチン、「フルミスト」は鼻の中に噴射して接種します。 注射のようにチクっとした痛みがないのが特徴です。 (松木梨菜リポート) 「2023年、国内で薬事承認されたもので、今シーズンから日本で初めて導入されています」 (みやはら耳鼻咽喉科/宮原孝和 院長) 「皮下接種よりもより効率よく免疫ができる方法が見つかったと考えもらったらいいと思います。皮下接種は約5カ月ぐらい。鼻にするスプレーのフルミストは約1年。春先に(効力が)切れるんじゃないかとかそういう心配はないので、すごくいいと思います」 従来の注射でのワクチン接種では12歳以下の場合、2回の接種が必要でしたが、スプレー型の「フルミスト」は1回の接種でOKだということです。 接種できるのは2歳以上18歳以下で妊娠中や喘息、免疫不全の人などは接種できないということです。こちらのクリニックでは6900円で接種の予約を受け付けています。 (みやはら耳鼻咽喉科/宮原孝和 院長) 「普通の流行のピークは冬ですので、数週間免疫ができるのにかかるといわれているので、11月中ぐらいには接種しておくといいかなと思います」
KSB瀬戸内海放送