優勝争いは混戦模様 広島商や高川学園 県1位校中心の展開か 秋季中国地区高校野球大会
来春の選抜高校野球大会の選考資料となる秋季中国地区大会は25日、島根県立浜山公園野球場などで開幕する。優勝争いは、抜きんでたチームがなく混戦模様。その中で広島商や高川学園(山口)、夏春連続出場を狙う岡山学芸館の県1位校を中心に展開しそうだ。 【組み合わせ表】秋季中国地区高校野球大会 広島商は、制球力のいい主戦大宗を中心とした投手力を武器に3年ぶりの選抜大会出場を狙う。県大会後、ゴロを打つ打撃や球際を意識したノックなどを徹底。西村主将は「ミスを少なく、終盤まで粘り強く戦いたい」と表情を引き締める。 2年連続で中国地区大会4強入りし、選抜大会の補欠校となった高川学園は、攻守のバランスの良さを武器に三度目の正直を目指す。昨年からレギュラーの徳原は「一戦一戦を大切に、今年こそという気持ち」と意気込む。岡山学芸館は、今夏の甲子園16強のセンターラインが主力として残っているのが強みだ。 好右腕木村を擁する如水館と、投打にまとまる盈進の広島勢は、県大会のような地に足を着けた戦いができれば、上位進出するだけの力はある。山口2位の下関国際や、2年連続のセンバツを目指す創志学園(岡山)も有力だ。
中国新聞社