<甲子園交流試合・2020センバツ32校>よ~しもっと、応援だ 住みます芸人26組が動画制作
10日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる「2020年甲子園高校野球交流試合」(日本高校野球連盟主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)に出場する32校に対し、それぞれの地元の都道府県に住みながら活動している吉本興業所属のお笑い芸人が、「笑い」でエールを送る応援動画を制作した。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 内容は漫才の掛け合いやものまね、ラップまで多種多様。企画した同社担当者は「コロナ禍の日本で、夢を絶たれかけた高校生が甲子園の土を踏めるのは明るいニュース。自分たちも笑いで全国の地域と球児を応援したい」と話している。 動画を制作したのは、全都道府県に居住している「住みます芸人」。同社では11年の東日本大震災直後から、笑いによる地域活性化を目指し「あなたの街に住みますプロジェクト」をスタート。それぞれの地域から地元の魅力を発信してきた。 応援動画を制作したきっかけは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今春のセンバツが史上初めて中止となり、球児の夢である甲子園という舞台が失われかけたことだった。夏の選手権大会も中止となったが、6月にセンバツ交流試合の開催が決定。「こんなときこそ笑いの出番。せっかく交流試合が決まったのなら、地域に根を張る芸人としてできることがあるはず」(同社担当者)と考えたという。 今回の企画には、出場32校のある26都道府県で活動する計26組の芸人が無償で参加。北海道や大阪など6道府県からは2校が出場するため、1組で2校分を応援する。動画は30秒~1分で、北から順次公開。QRコードからアクセスして見ることができる。【千代崎聖史】