《売春家族の実行役に懲役20年の判決》いじめ、貧乏、ネグレクト…「女帝」に従えた「義理の弟」(26歳)の壮絶半生「毎日同じTシャツ短パンで奇行が目立ってた」残された家族は記者の直撃に…
同居していた家族を直撃すると…
事件が起こる約3年前には、敦子被告は柴田町内の2LDKの賃貸アパート(家賃5万円)から転居。その隣町の角田市内の新築一軒家で、男女7人の奇妙な共同生活を送っていた。近隣住民はこう語る。 「あそこのお宅は色んな人が出入りしててね。たぶん住んでいたのは、捕まった敦子さんとその旦那さん(保彰)、その弟さん(直哉被告)、それに前の旦那さん(松野新太)との間の娘さんに、その旦那さんとお子さんだったと思う。一時期は家の前の駐車場に5台くらい車を停めてて、さらに別の駐車場にも2台停めてたから、ウチの子どもたちも『すごいね、車屋さんに勤めてるのかな?』なんて言ってましたよ。事件の後も人の出入りはあるから、まだ住んでるんじゃないかしら」 残された家族は今、事件について何を思うのか。本誌記者が自宅のインターホンを押したところ、「はい」と女性の声が返ってきた。取材したい旨を伝えたが、「すみません、迷惑なので帰ってもらってもいいですか」と話を聞くことは叶わなかった。別の親族の携帯電話を鳴らしてみたが、こちらも「話すことは何一つありませんので」と返答するのみだった。 11月25日、仙台地裁は敦子被告の殺人への関与を認め、敦子被告に懲役28年、直哉被告に懲役20年の判決を言い渡した。だが、敦子被告と関係が深いであろう人々は、今も何かに怯え、口を固く閉ざしている。
週刊現代(講談社・月曜・金曜発売)
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