WOWOWが25日のラグビー日本VSイングランドを放送・配信 大西将太郎氏に聞く見どころ
WOWOWでは、ラグビー強豪国同士の真剣勝負が見られる「オータム・ネーションズシリーズ」を放送、配信している。11月23日からの第4週も見逃せない6試合が組まれている。日本時間25日(月)午前0時40分から、イングランドVS日本(試合開始は25日午前1時10分、ロンドン)を放送・配信する。両チームの過去の対戦成績は6月の17-52など日本の12戦全敗。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)率いる日本代表にとって今年の活動を締めくくる試合で、格上相手からの初勝利を目指す。 この一戦を解説予定の元日本代表、大西将太郎氏(46)に、22日までに日本の現状やイングランド戦に向けて注目すべき点、代表OBとして伝えたいことなどを聞いた。 ──日本はウルグアイに36-20で勝利し、今回の欧州遠征で初勝利をおさめた 「できれば大勝して、きれいに次のイングランド戦へ向かうのが理想的だったと思いますが、そんなに簡単に勝てる相手ではありませんでした。選手たちも〝これがテストマッチだ〟と痛感したと思いますが、シンビン(10分間の一時的退出)やレッドカード(退場処分)などがありながらも最後は勝ち切りました。それがすべてです。この勝利をどのように次に生かすか、それが大事になります。最後にトライを取って終われたことも大きいです」 ──勝利という結果が何よりの収穫か 「はい。僕が日本代表だった時代とはレベルが違いますが当時の経験から言いますと、長く一緒に生活している選手たちは勝てない時期が続いてしまうとメンタル面でやられてしまいます。ですから、こうして勝って次に臨めるのは想像以上に大きいことなのです」 ──後半26分のレッドカードで1人減ってからは特にディフェンスで我慢し、相手に得点を許さなかった 「規律を守る日本のチームスタイル、国民性が(レッドカード以降は)出ていました。1人少なければ誰かがその分カバーしよう、という精神がよく表れていましたね」 ──課題もある